
ずっと追いかけてきたアート作品の一つ
粟島の『漂流郵便局』


2月4日頃に、書籍化されることが決まり、今からワクワクします♪
どんな本に仕上がっているんだろう・・・

ということで、産業政策課 三木愛珠さんにお話を伺いました。
瀬戸内国際芸術祭2013秋会期に作品だった『漂流郵便局』。
芸術祭期間中、1カ月だけの開局予定だったものが、
芸術祭が終わった後にも、漂流郵便局宛の手紙がたくさん届いたり、
再開を望む声をたくさんいただきました。
その声にこたえるように、2014年2月から月2回、開局をしています。
芸術祭期間中に届いた手紙は、400通だったものが、どんどん届き続けて、
1年経った今、3600通くらいの手紙が届いています。
そして、この1年で、2000人を超える方が、
実際、漂流郵便局に来てくれています。

全国放送のTVや新聞でも取り上げられたので、
東京からヒッチハイクで来たり、九州から夜行バスで来たりと・・・
県外からもたくさんの方にお越しいただいています。
届け先のわからない手紙と言うことで、
『なくなった方当ての手紙』、『昔好きだった方へ』、『未来の自分宛』、
または、物宛の手紙も結構ありまして、
『壊してしまった古い家へ』、『なくしてしまった財布へ』
などの手紙などもあります。
悲しい気持ちを告げる手紙もあったりするんですね。
でも、その気持ちを書き出すことで、
新しいスタートを切ることができたと、思いがけない喜びの声を
いただくこともあります。
そして、開局日に漂流郵便局を開けてくれている中田郵便局長

笑顔が素敵で癒し効果いっぱいで、
中田さんに会いに来ましたという方もたくさんいます

実際、中田郵便局長あてのファンレターも来ているんですよ

いろんな楽しみかがあるんだなあと、感じています。
自分が出した手紙を探しに・・・という方が来て、
何時間も、自分の手紙を探していらっしゃいました。
見つけた時は喜んでいました。
また、TVで手紙の一つが紹介された時に、
『あ、この手紙は私宛だ』と、
受け取り手の方が気がついて、実際に手紙を探しに来ました。
筆跡などを見て、『自分宛だ』と確信できたと喜んでいた方が印象に残っています。
書籍化へ向けての話は、昨年、出版社の方が漂流郵便局に来た時に、
たくさんの方が、真剣にここで手紙を読んでいる姿を見て、
この手紙に託された想いを、形にして届けたいということで、
話が進んで行きました。

本の内容
・69通の手紙のご紹介
・漂流郵便局ができるまでの道のり
・アーティスト久保田沙耶さんの想い
・局内のしつらえ
・中田郵便局長のエピソード
・粟島のご紹介
など、盛りだくさんの内容となっています。
アート作品として始まった漂流郵便局でしたが、
ここに手紙を送ることで、『ようやく気持ちがいやされた』と
喜んでくれる方が、たくさんいらっしゃいます!
そんな不思議な空間となっています。
是非一度、足を運んでみてください!

<<2月スケジュール>>
☆出版記念開局
日時:2月7日(土) 午後1時〜4時
中田局長と久保田局員(著者 久保田沙耶さん)が漂流郵便局に在局し、
ご希望の方には本書に2人がサイン致します。
そして、2月の通常開局は、この2日間の午後1時〜午後4時
☆通常開局
2月14日(土) 午後1時〜4時
なんと バレンタイン
2月28日(土) 午後1時〜4時
この日は、粟島の百々手準備のため、
中田郵便局長はおりませんが、力を合わせて開局します!
============================
2月の特別開局日など、須田港周辺の駐車場が混み合う可能性もあります。
公共の交通機関などをご利用いただき、
お時間に余裕を持って、お越しください。

[ここに地図が表示されます]