2018年07月08日

【シリーズ三豊の木】「命をつなぐ授業」上高瀬小学校のユーカリ

 こんにちは、ショウタロウです。


大雨が通り過ぎで、やっと気持ちのいい晴れ間と風が流れ始めた三豊市です。
まだ、西日本を中心に雨や土砂の影響で、厳しい環境に置かれている方も多い中ですが、一日も早く、落ち着いた日常が取り戻されることをお祈りしています。


 三豊の名木を紹介するシリーズ、今回は「上高瀬小学校のユーカリ」(香川の保存木)です。

 ユーカリって、コアラがその葉っぱを食べる木ですよね。あまり見たことがないのですが、どんな木でしょうか??
 早速、上高瀬小学校へ。小学校ですので勝手に入らず、まずは受付へ…

ショ:「ユーカリの木を見に来たのですが…」
受付の方:「あ…そうですか。ちょっと元気がないのですが、よろしいですか?」

 元気がない??枯れかかっているのでしょうか?いずれにしてもまずは見てみなければ。見学をお願いしたところ受付の方がユーカリの木の場所を案内してくださいました。行ってみるとユーカリの木は小学校の裏手、小学校の中に入らずとも敷地の外からでも見られる場所でした。
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 あ、太い木ですね!でも、ちょっと変な形です。

 裏側に回ってみると…かつては立派な幹があったのでしょうが、だいぶ切られていました。
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 幹はかなり立派です。
 葉っぱはかなり少ないように思いましたが、青々とした葉がついていました。
 コアラはこれを食べるのですね。ちなみに人間には「毒」ですので、どこかで見かけても決して食べないでください。

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 香川の保存木の石碑もありました。

 こちらのユーカリは幹を見てもかなり大きく育っていたようですし、そろそろ寿命ということもあるのかな…と思いながら帰ろうとしたところ、先程の受付の方が校長先生をご紹介くださいました。

ショ:「正直なところちょっと痛々しくも感じましたが、今はどんな状況なのでしょうか。」
校長先生:「専門家によると気候や土壌条件が合わなくなってきているなどの理由で樹勢が衰えていることが考えられるということでした。そこで、最近は腐った幹を切ったり、根の周りを踏み固めないようにロープを張ったり、土の中に空気が入るようにして木が元気になるような治療を進めています。」

あ、たしかに立ち入りできないようにロープが張ってあったり…
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幹の周りにはいくつもの筒が埋められていました。土の中に空気を含ませるためのものだったのですね。
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校長先生:「木はまだ少し元気がありませんが、この木があることから上高瀬小学校では道徳の時間を使って『命をつなぐ授業』を行っているんですよ
ショ:「そうなのですか!具体的にはどういうことをされているんですか?」
校長先生:「学年ごとに水やり当番を決めてユーカリや枝の一部を切り取って挿し木にした次世代の木への水やりなどをしています」

 おお、次世代のユーカリも育成中なのですね!戻って見てみるとたしかに少し離れたところに植えられていました。
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 挿し木の育成もなかなか難しいらしく、根付かず枯れたものもあったようですが、こちらの木は頑張って育ってくれていました。

 命をつなぐ取り組みが花を咲かせて、また立派で青々としたユーカリの木々がこの小学校のシンボルになったらいいな、と思いながら取材を終えました。

⬛上高瀬小学校のユーカリ
住所:三豊市高瀬町上高瀬字原783-2(地図はこちら
樹高:10.7m
胸高周囲:3.4m

ありがとうございました!
posted by ほんまモンリポーター at 12:09| Comment(0) | 番組紹介!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする