こんにちは、ショウタロウです。
三豊の巨木・名木を紹介するこのシリーズ、今回は高瀬町の「二宮のネズ」(県自然記念物)をご紹介します。
この木は、讃岐国二宮である大水上神社の入口のところに根付いています。大水上神社は県道のそばに鳥居が立っているので分かりやすいですね。
(高瀬→財田方向で見た景色)
(財田→高瀬方向で見た景色)二宮のネズは写真の右側に写っています。
こちらの木です!
ちょっと傾きながら生えていますね。
県の自然記念物に指定されています。
ちなみに、「自然記念物」というのは香川県の独自の制度のようです(香川県自然環境保全条例に基づくもの)。「天然記念物」と似ていますが、これは文化財保護法(条例)に基づくものなので、別物ですね。自然記念物について詳しくお知りになりたい方は、県のHPをご覧ください(こちら)。
さて、さきほどの指標のてっぺんにはQRコードがついていました。イマドキですね!(QRコードで開くページはこちらです)
ちょっと戻りますが鳥居のところに解説板がありましたよ。
高さなのか、太さなのかは不明ですが、ネズの木としては全国二番目の大きさだそうですよ。すごい!
根本には火災(長宗我部の焼き討ちという説も)を受けた痕があるとか。
こちら側は普通のようですが、その反対側は…
樹皮がありませんね。焼けてなくなってしまったのでしょうか。ちょっと痛々しいです。
木の幹の生きている部分って内部の木材と樹皮の間のほんの薄い部分だけなんです。ですので、樹皮をすっかり剥かれたり焼けてしまうと木は枯れてしまいます。この木は皮の残り半分で命を支えているのですね。
さて、ネズの木の別名は「ネズミサシ」です。針葉樹で葉っぱがトゲトゲしているのでネズミが通るところにおいたとか。
あ〜ほんとだ。トゲトゲしています。こちらは痛々しいというより痛そうです。
火災などにあっても忍耐強く生きて、全国2位の大きさとなったネズの木、ぜひ一度ご覧になって見てください!
⬛二宮のネズ(県自然記念物)
住所:三豊市高瀬町羽方字二ノ宮2724−5(地図はこちら)
樹高:13.5m
胸高周囲:4.2m
県HPによる解説はこちら
ありがとうございました!