こんにちは、ショウタロウです。
三豊の名木を紹介するシリーズ、今回は高瀬町の「古屋の大ガシ」(香川の保存木)です。
県のHP(こちら)を見るとこちらのカシ(アラカシ)については「アラカシは、古木になると虫害が多くなるため大樹が少ない。その点でこのアラカシは(中略)貴重である。」と書かれています。
早速行ってみると…
あら〜、かなりバッサリと枝打ちされていますね。
この木の所有者の方にお話を聞いてみると、木の老化などもあって幹に腐りがはいって樹勢が弱るなど色々と問題が発生したため、今年のはじめに枝打ちされたそうなのです。
たしかによく見ると、幹の割れ目をふさぐ処置などもされていますね。
灰色の部分が割れ目をふさいだ部分です。割れ目があると雨水が溜まってそこから腐るのだそうです。
根本にはちゃんと「香川の保存木」の石柱もありました。
見た目としては現在、残念な状態になっていましたが、幹の各所から旺盛に枝も出ていたので、来年の春新しい枝が出てくる頃には復活しつつあるでしょうか。
所有者の方も「今年はタイミングが悪かったけど、よかったら来年も見に来てください」とおっしゃっていました。
生命あるものですし、前述したようにアラカシという木は、ただでさえ古木は珍しいとのことですから、生育しているだけでもありがたいことです。でも、やっぱり今回の処置がうまくいってまた元気に葉を茂らせてくれたら嬉しいですね。そう願っています!
⬛古屋の大ガシ(香川の保存木)
住所:三豊市高瀬町佐股甲2537-1(地図はこちら)
樹高:14.0m
胸高直径:3.2m
ありがとうございました!