こんにちは、ショウタロウです。
三豊市の名木を紹介するシリーズ、今回は財田町の「荒魂神社の社叢(県自然記念物)」です。
荒魂神社は道の駅「たからだの里さいた」から比較的近くにあります。外から見ても鬱蒼とした雰囲気がありますね。
「森への入口」といった雰囲気です。
あ、こちらの狛犬は鈴のようなものを胸に抱えていますね。
高い木々に囲まれた拝殿の後ろの森は、アラカシ、タブノキ、クスノキ等の照葉樹(葉っぱがテカテカしている木)を主としつつ、エノキといった落葉樹も混ざる社叢となっています。
ヤブツバキの赤い花も見えます。こちらも典型的な照葉樹ですね。
案内板には「当地方のアカマツ以前の林相を物語る貴重な存在である」と書かれています。
森、特に原生林は一度伐採された場合、すぐに同じ種類の木が生えてくるわけではありません。最初は乾燥や少ない栄養状態に強いマツなどが生えてくることが多いです。逆にマツが多いということは、人手がかなりはいっていることの目安にもなります。
神社の周りはいわゆる「鎮守の森」として昔から守られてきているので、原生林やその一部がよく残されています。今よりもずっとずっと昔、人の手が入る以前はこの社叢と同じような森が周辺に広がっていたのでしょう。
ちなみに荒魂神社のすぐ近くの場所は隠れた「梅の名所」としても知られているんですよ!(香川県三豊市観光案内所(三豊市観光交流局)による紹介記事はこちら!写真がきれいです!ぜひ御覧ください!)
⬛荒魂神社の社叢(県自然記念物)
住所:三豊市財田町財田中字片山3135-1(地図はこちら)
構成樹種:クスノキ、タブノキ、アラカシ、センダン、エノキ