こんにちは、ショウタロウです。
三豊の名木を紹介するシリーズ、今回は財田町の厳島神社のタブ樹林(県自然記念物)です。
厳島神社は讃岐財田駅の近くにあります。取材した日はイチョウの色づきも深まってきた12月の上旬でした。
神社自体は可愛らしいこじんまりとした神社です。遠くからでも見えていたイチョウの木、何かの理由でかなり切られていますが、かつてはかなり立派な木だったようです。
こちらの神社は広島の厳島神社の分霊をお迎えしたものとのことです。
※全くの余談ですが、「胡箙(こふく)」がよくわからなかったので調べてみたところ、インターネットでは「胡箙」そのものは見つからず、「胡服(こふく:こちら)」、「箙(えびら:こちら)」、「胡籙(ころく:こちら)」が見つかりました。
解説板では神霊をおさめた小円石を背負って海を渡ったと書かれていることから、矢を入れる道具だった箙や胡籙ではないかと思われましたが、服である胡服に包んで運んだのかも…??いずれにしてもずっと石を運んでくるのですから、かなり大変なことだったでしょうね。
さてさて、本題の樹林ですが…
こちらはタブノキの林となっていることがポイントなのですね。
こちらが全体の様子です。神社同様こじんまりとしています。
かなり太い木もあります。立派な木々が残されていますよ。
常緑樹の林は大きさにかかわらず鬱蒼とした雰囲気がありますね。
ちなみに、今回うまく撮れなかったのですが、タブノキについてはこちらをご参照ください!
この記事によるとタブノキの実はアボカドに近い味がするとのこと!夏に実るようですから、今度チャレンジしてみたいと思います!
近くの讃岐財田駅には立派なタブノキがありますが(記事はこちら)、このあたりにはたくさんのタブノキが生えていたのでしょうか。
さきほどのHPを見ると、タブノキの葉や枝は粘性が強いことから乾かして「タブ粉」にし、線香や蚊取り線香などの粘結剤として使われたとのことです。
三豊はかつては蚊取り線香に使われた除虫菊の一大産地でしたから、もしかしたら三豊産のタブ粉が使われたこともあったかも!?なんて想像も広がりました!
⬛厳島神社のタブ樹林(県自然記念物)
住所:三豊市財田町財田上字大畑7088(地図はこちら)
構成樹種:タブノキ、カゴノキ
県HPはこちら
ありがとうございました!