2019年04月12日

本山寺五重塔解体・保存修理建築工事完了報告会

さくらです

三豊市豊中町にある三豊市指定有形文化財でもある『本山寺五重塔』

2015年から「平成の大修復」が始まるということで、しばらく足場を囲う覆いで、その姿が見えなくなっていましたが、2019年に入り、その新しくなった姿を見せてくれています♪

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本山寺の五重塔は、まっすぐ、そして細長くすっきりと見えるのが特徴の一つでもあります!


本山寺の五重塔は、、明治29年(1896年)の斧初式から始まり、明治43年(1910年)に五重塔が完成し上棟式が行われました。
その5年後の大正4年(1915年)に仏供養が行われ、以後、本山寺の五重塔は地域のシンボルとして存在してきました。

昭和33年(1958年)には屋根の修理が行われていますが、塔が完成して、100年が近づくにつれ、目で見てもわかるほど、塔身が北東側へ傾き始めていたために、大掛かりな修理についての検討も行われてきました。

改修前
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20年くらい前から、本山寺敷地内の他のお堂の修理は行われていましたが、五重塔の修理ついての検討も始めていました。
より具体的に話が始まったのは、10年ほど前から、実際の工事は2015年からでした。

専門の先生にいろいろと見ていただき、経費は掛かかることになりましたが、次の100年へ向けて、この姿を残すためには、「解体・修理」が一番いいのではないかということになりました。

 ◎2015年10月「平成の大修復」前の『五重塔修復安全祈願法要』の様子はこちら
 ◎2016年6月「平成の大修復」現場見学会の記事はこちら
 ◎2017年6月「平成の大修復」現場見学会 組立編のご紹介はこちら

修復を始めるにあたり、2015年から1年半をかけて、解体調査を行いました。
その中で、下層の木材痛みが著しいことが判明したので解体範囲を拡大することにもなりました。
また、極力、元々の木(古材)を再利用する予定で、最終的に8割くらいの木は元の古材を使いましたが、2割くらいの部分については新しい木材を使った方がいいということで、吉野のヒノキを使いました。

新しい木材と古い木材の違い、よく見るとわかります。
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真ん中の心柱については、『懸垂工法』と言いまして、吊り下げて建物を持たせているのが特徴です。
塔の一番上から、この心柱が支えています。
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全体で30m程度の高さのある五重塔ですので、真ん中の心柱は、4本の木を継いでいます。
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下に重り(重量箱)を付けていて、そこで支えています。
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今回の解体調査で、この4本継ぎの1本は、高野山の高野槙を使っていることがわかりました。
100年前に本山寺を建てた住職は、高野山にもご縁があったそうです。


これから次の100年、この姿を守っていけるようにということで、新しい補強も入れて、かなり工夫した修理にしています。

本山寺五重塔の9つの特徴と、今回の7つの補強策
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改修前                  改修工事中   
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2019年4月 改修後の現在の姿  
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今後、五重塔ご本尊様の修復をすめていかれます。
ご本尊様が完成しましたら、改めて、落慶大法要が執り行われる予定だそうです。
(2019年4月の様子)
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塔には、お参りした方に幸せをもたらす「塔の功徳」というものがあります。
皆さんの想いや願いが塔から皆さんに降り注ぐと言われていますので、またお気軽にお参りにもお越しください。
また、5月と11月には、一般の方向けの公開も予定しておりますので、興味のある方は、ぜひ、そちらへお越しください。

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四国霊場八十八カ所70番札所 七宝山持宝院本山寺

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住所:三豊市豊中町本山甲1445
電話:0875-62-2007
本山寺の過去の詳しい記事はこちら

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posted by ほんまモンリポーター at 20:53| Comment(0) | みとよのすごいモン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする