全国的、特に地方において続く人口減少。医療、物流など様々な課題が生じていますが、三豊市も例外ではありません。
そこで三豊市ではこれらの課題解決に向けた国土交通省の実証事業「スマートアイランド推進実証事業」を今年度から行っています。
この事業では「移動」・「医療」・「物流」という観点から、持続可能な島内の生活基盤の確立、島民が豊かに暮らし続けられる環境づくり、離島地域の活性化を目指しています(詳しくはこちら)
このうちの「医療」について、先日2月4,5日に医療ドローンを使った医療機器・医薬品の搬送に関する試験飛行のセレモニーが行われました。
気象条件の問題で日程変更などもありましたが、たくさんの報道機関・関係者がいらしてましたよ。こちらは開会式の様子です
事業を実施する「三豊市粟島スマートアイランド推進協議会」代表として三豊市の山下市長が挨拶されました。
開会式のご登壇者は左から山下三豊市長、香川大学瀬戸内圏研究センター・原特任教授(遠隔医療の権威)、株式会社かもめや(産業用ドローン)・小野社長でした。
その他にこの事業には多くの有名企業が参画されています。ドローン、医療、航空、保険などなど様々な分野が関わっています。
今回の実証実験に使われるのは2タイプのドローンです。
こちらは携帯電話の電波で制御できるタイプです。
こちらは、独自の通信網を使って制御するヘリコプタータイプ。より重いものや強風時の輸送が可能です。
今回は、遠隔で心電図を測定できる電子機器、薬、血液採取キットなどを届けるのが目的です。
山下市長「私達は常に地域課題に向き合っています。この課題解決に様々な民間企業が関わるようになってくれたことで、先端技術がいわゆる『地方』をなくすのではないかと期待しています。ただ、大切なのは実験ではなく『実用化』です。関係者みんなでともに作り上げていきたいと思います」
今回の取り組みが実証事業から実用化に至って、三豊だけでなく日本各地の地方の課題解決に役立つことへの期待が高まります!!
◆三豊市粟島スマートアイランド推進プロジェクト
詳しくはこちらをごらんください(再掲)
2/5の飛行実験の様子です!