2021年07月01日

ミトヨの生き方・働き方を知ってミヨ vol7-2 森崇詞さん(後編)

ミトヨの生き方・働き方を知ってミヨ
三豊市内で暮らす人たちのライフスタイルを紹介 vol.7-2

自分の好きなこと&できることから、自分だけの仕事を作る!

森渡船/SEA DREAM  船長 森崇詞さん(後編)

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最年少日本一を目指して釣りの練習に励む森さんの子どもの頃のお話はこちら


―19歳で惜しくも表彰台を逃して5位になってから、順調に成果を上げていったんですか?

(森さん)
「5位という結果が本当に悔しくて、それから、早朝4時頃から夜の8時頃まで、30キロの餌入りのバケツを3〜4杯持って、ひたすら釣りまくってました。練習のし過ぎで体も壊すほどでした。
さらに、20歳の時にスランプに陥ったんですよ。そこに魚がいることがわかってるのに、全く釣れなくなったんです。」

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(優勝に向けて日々練習を重ねていた頃)


―え? そんなことってあるんですか???

「悩んで悩んで落ちるところまで落ちましたね・・・。
唯一、1人だけ師匠と呼べる方がいたんですが、その方に相談しました。一言『頭を冷やせ』と言って、鹿児島まで遊びに連れ出してくれました。師匠には、釣りばっかりし過ぎてスランプに陥ったのがわかっていたので、気分をリフレッシュさせるために違う景色を見せようと連れ出してくれたみたいです。」


―う〜!!! 気分転換にそこまで連れて行ってくれる師匠の深い愛を感じますね!

「そこで、気分を入れ替えて、初心に戻り、2009年の21歳の大会にチャレンジして、最年少記録で優勝しました!


―その時の気分は!?

「頭の中真っ白、何にも考えられなかったですね! もう全身の力も抜けて座り込みたいほどでした! 3年間、突き詰めてストイックに取り組んだ結果だと思ったら、苦しさも吹き飛びましたね。」


―有言実行、おめでとうございます! 優勝後は、さらに釣りにのめりこんだんですか?

「21歳、優勝するまでは、目標を持って、苦しかったけど楽しかったんですよ!
でも、目標を達成してしまい、燃え尽きてしまったのか、しばらく釣りがやりたくなくなってしまい、離れていました。」


―え? あんなに釣り三昧だった少年時代から、考えられませんね!!!

「地元で仕事をしながら、結婚し、子どももできてと、釣りとはあまり縁のない日常を過ごしてまいした。
ふと、30歳近くになった頃かな、家族で水遊びに行った先の水場で、魚が泳いでいたんです。あ〜、釣り竿持ってきたらよかった!釣りしたいな〜と思ったんです。」

「何年振りかに、釣り道具を手にして、釣りをもう一度やろうと思った朝、釣りに行ったんですね。昔から、香川県記録の63pを超えるチヌを釣りたいってずっと思ってたんです。そしたら、この日、64pのチヌが釣れたんですよ! 『やっと釣れた!!!』と嬉しくて、見えない力に『釣りをやれよ』と言ってもらったような気がしました。」

「さらに、サヨリもたくさん釣れました。初めてYoutubeを見ながら、魚をさばいてみたんです。そしたら奥さんが美味しいと喜んでくれて!
あ〜、初めて人を喜ばせるための釣りができたと!!! 自分の殻に閉じこもっていたのがばからしくなりましたね」


―初めて、釣りを通して、周りの人が喜んでくれた瞬間だったのですね!

「当時、三豊の島を結ぶ定期船を運航している粟島汽船で働いていました。島に行く船には釣り好きの人や、昔から一緒に釣りをしていた人も乗ってきて、島の釣り情報などを聞かれるようになっていきました。
そしたら、『渡船屋さん、やらないの?』と聞かれることが増えたんですね。
ちょうど、詫間や仁尾エリアで、渡船業がなかったので、釣りに行きたい人が好きな時間に釣り場や島に渡れる船がなかったんですね。それで、31歳になる頃、渡船業を始めました。」

今、4年目になります。釣り大会の送迎や撮影、島を訪れるクルーズや釣りのサポートなどを主な仕事にしています。

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(主催している釣り大会の募集広告)

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(釣り大会の表彰式の様子、参加者の皆さんが楽しそうですね!)


―釣りを再開して、さらに渡船業をスタートと、改めて海との関りが始まった感じですね。

「時間がかかりましたが、釣りが好きな姿を見せることで、釣りを通して人をよろこばせるこ喜ばせることができるるんだとわかって、今は、喜んでもらう釣りを一緒にすることが楽しくなってきました。
ずっとお世話になっている、師匠に言われました。
『お前は、突っ走ってきた分、他にないものを持っている! 自分より前や上を見るな。 後ろを見てみろ! 釣りを教えてほしい、連れて行ってほしいと思っている人はたくさんおるぞ! 上から教えるな、同じ目線で関わってみろ!』と。
好きなことを頑張っていれば、見てくれている人はたくさんいるんだなと、ありがたいなと思っています。渡船業も、釣りも、もっともっといろんな楽しみ方ができることを、これからも伝えていきたいですね。」

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(船の上へ持ち込んだ食材を食べたり、楽しめます♪)

―子どもたちにも優しい対応をしてくださるんですよね?

18歳までの子どもは、無料で乗せてあげています。俺が子どもの頃、たくさんの大人がサポートしてくれていたんだなと気が付いたんですよね。純粋に釣りを楽しみたい子どもたちは、たくさん経験させてあげたいですね。」


―釣りの神様に見守られている…と思うような、そして実際、周りに温かい人がいてくれたことで、大好きな釣りを諦めずに、もう一度向き合えるようになれた森さんのお話、あつかったです!

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(こんなにたくさん釣れちゃったら、どうしよう・・・)

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(こちらもびっくり!!!)

釣りをしたことがない人にも、丁寧に対応してくれますので、ぜひ、釣りをしてみたいという人は、海に一緒に行ってみてください♪

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森渡船/SEA DREAM
電話 09076264903

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posted by ほんまモンリポーター at 21:43| 香川 🌁| Comment(0) | 番組紹介!! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする