「ミトヨの生き方・働き方を知ってミヨ」
三豊市内で暮らす人たちのライフスタイルを紹介 Vol.7-2(前編)
最近、三豊では、幅広い世代で移住をしてきている人たちがいます。
自分の住みたいところを選んで移住してきた人たちが、どのような暮らしをしているか、伺ってきました。
2021年1月より三豊へ移住
萩原杏香さん (26歳)
長い髪にすらりとしたおしゃれな雰囲気💓
海外の海岸沿いを歩いていても似合いそうな、明るい雰囲気のある杏香ちゃん。
杏香ちゃん
「私、世界のどこに行っていても、ラテン系の人たちとノリがあうんです。なぜか三豊には、ラテン系に近いような明るいパワーを感じて、移住した・・・、というより、今は海外留学中のような感覚です!」
え〜!?
本州から海を越えた四国の、日本で一番小さな香川県の、西の片隅にある三豊で、ラテンのパワーを!? そこでの『海外留学中の気分』という三豊へのいきさつと、現在のライフスタイルをお聞きします。
世界のどこに行っても・・・ってお話でしたが、若いころから海外に興味があったの?
杏香ちゃん
「出身は、奈良県、家は世界遺産の法隆寺の近くです。
小学校4年生の時、親戚が住んでいたオーストラリアに、家族旅行として始めての海外旅行に行きました。その時の空港の雰囲気や飛行機、そしてキャビンアテンダント(以下CA)さんの雰囲気に憧れて、CAを目指すようになりました。」
(小さいころから目指せ!キャビンアテンダント💓)
「奈良県内の公立高校で、唯一外国語学科がある高校に進学し、その後も関西外国語大学の英語科で学びながら、エアラインコースにも参加していました! 本気で国際線CAになりたかったので、まじめに英語を学ぶ大学生活を送っていました。」
今、三豊にいるということは、結局CAにはならなかったの?
杏香ちゃん
「CA一直線という感じですごくまじめに学生生活を送っていたのですが、いざ就職活動が始まりそうになる3回生になった頃に、これだけ世界を飛び回る仕事を目標に英語を勉強してきたけれど、実際本当に英語はしゃべれるの?って自分に対して疑問がわいたんです。正直に言うと、自分の英語力に自信がないということに気が付いたというか・・・。
それで、CAを目指すことはいったん横に置いて、海外で自分の力で暮らしてみようと思いました。」
(語学の勉強を頑張っていた大学の卒業式♪)
おー! 飛び出していった海外の行先は?
杏香ちゃん
「ワーキングホリデーで、1年間、アイルランドへ行きました!
当時、ワーキングホリデーが利用できるヨーロッパの英語圏だと、イギリスかアイルランドの2か国。イギリスは人気が倍率も高かったのですが、アイルランドは定員割れで、合格しやすそうかなと!
アイルランドって国の場所も歴史も全く知らなかったのですが、知れば知るほど、自然がワイルドで豊か、田舎っぽさや古い町並みが残っている感じが、私には合いそうだと思って、行く前からワクワクしていました!」
(アイルランド滞在中♪)
実際、アイルランドに行ってみてどうでしたか?
杏香ちゃん
「首都のダブリンは、一言でいうと、寛大な街! アイルランド独特の伝統ある雰囲気を残しつつも、いろいろな考えや生き方に寛大で多様性に溢れた街でした。
国で言うとヨーロッパ中のいろんな国から、さらに南米の方も多かったですし、生き方・ライフスタイルにそれぞれの価値観を持っている人も多かったのですが、誰もが自分の価値観を大事に生きることを受け入れている街でしたね。」
アイルランドでの生活は、順調でしたか?
杏香ちゃん
「いろんな発見がありましたし、強くなれたと思います!
発見は、ラテン系の人たちと気が合うんだということ! 気が付いたら、周りは南米からアイルランドに来ている人たちが多くて、何があっても明るく元気なラテン系の人たちと一緒に過ごすことで元気でいられましたね。
そして、住んでいたところの水と電気が1ヵ月くらい止まったことがありました。さすがにこの時は『もうだめだ〜日本に帰ろうか・・・』と弱気になりそうだったのですが、アパートの住人の人たちと仲良くなったりして、結果乗り切れたんです。そんなサバイバル経験を通して、何とかなるよって強い気持ちを持てるようになりました。」
海外らしいエピソードの数々を乗り越えて、どこでも生きていける自信がついたんですね! アイルランドからは1年で日本に戻ったのですか?
杏香ちゃん
「アイルランドには1年間滞在して、関西に戻りました。
またすぐにでも海外に行きたいという気持ちもあったのですが、戻った頃、ちょうど新型コロナウイルス感染症の影響で、海外渡航が難しくなりました。
これからどうしようかと考えながらも、実家のある関西を拠点に、興味のあったインテリアの勉強をしたり、バイトをして過ごしていました。」
香川へのご縁はどうやって生まれたの?
杏香ちゃん
「2020年の秋ころ、高松出身の大学時代の友人に、『香川に移住しない?』と声をかけてもらい、2泊3日で香川に遊びに来たことがきっかけとなりました。香川と言えば、県庁所在地のある高松市くらいしかわからなかったのですが、友人が案内してくれたのは三豊市のエリアだったんですね。2泊3日という短い時間でしたが、海外に縁のある方や、新しいプロジェクトに次々取り組んでいる人たちに会うことができて、直感的に、ここならやっていけそうだなと感じ、すぐに移住することを決めました!」
(右:杏香ちゃん
左:三豊への案内をしてくれたあきはさん
聞いたこともなかった土地に、直感で飛び込んできたんですね!
杏香ちゃん
「アイルランドに行った時と、似ている感覚がしたんです。アイルランドも、最初は知らない国だったけれど、自然が豊かでいろいろな生き方をしている人を受け入れる懐の深い国でした。三豊も、聞いたことがない街の名前でしたが、自然が豊かで、いろいろな人が住んでいそうだということで、あまり迷わなかったですね。」
飛び込んできたという三豊ライフ♪
posted by ほんまモンリポーター at 06:00| 香川 ☁|
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