放送は聞いていただけましたか??
三豊市に住んでいながら、こんなに奥の深い伝統芸能に触れたことがなかった私とななこ。三味線や語りなどラジオでも流れましたがいかがだったでしょうか?
実際、生演奏を聴くと鳥肌が立つほど素晴らしいものでした。
番組で話していた人形浄瑠璃 讃岐源之丞を知っているよ!という方はもちろんのこと、
意外と知られていない…見たことがない方もいるのかも…
座長の三好さんのお話や、座員の方々の想いなどこのブログで少しでも伝えることができれば良いなと思います。
11月23日(水)大坊市のイベントで、三豊市三野町にあるインパルみので13:00から讃岐源之丞−人形浄瑠璃講演が行われます。
早速練習風景を見せていただこうと三野町大見公民館へ行ってきました。
現在、大坊市に向けて練習中とのことで公民館では三味線の音が響き渡っています。
最初にお話を伺ったのは、讃岐源之丞 保存会座長 三好良夫さんです。
日本固有の人形劇の一つである人形浄瑠璃。
三豊市三野町ではなんと約110年の歴史があるそうです。
讃岐源之丞の旗揚げは明治30年ごろとのこと。
当時栄えていた仁尾町で三好富太郎氏らが人形を購入し、始めた人形浄瑠璃。
当時は三好座といいその後大見座、そして現在の讃岐源之丞と呼ばれるようになりました。
戦後の一時期、存続が難しい時期もありましたが、昭和50年頃から後継者が育ち、平成16年3月に香川県の無形民俗文化財に指定されました。
讃岐源之丞の人形頭および衣装は(衣装40枚 頭42個)昭和37年9月に香川県の指定有形民俗文化財になっています。
代々受け継がれている人形頭や衣装を大事に扱いながら、衣装など自分たちで直し使っていることを知りました。
人形浄瑠璃は人形遣いの方だけでは成り立ちません。
語りの人を太夫(たゆう)といい、情をこめ語り、三味線の曲にあわせ一つの人形を三人で動かしています。まるで本物の人間のような表情や仕草をするのです。
人形は4キロ〜5キロぐらいあるそうですよ。
当初は男性ばかりだったのですが、時代により変わっていき今ではほとんどが女性!
女性の方がとても熱心だと三好さんは語っていました。
当時は7、8人だった座員も今では19人。それでもこれから先の後継者がいないため、10年先これからがとても不安とのこと。
皆さんの前で発表できる機会を持ち、たくさんの人に見てもらい、興味をもっていただけたら嬉しいとおっしゃっていました。
次回は座員の方々の想いをお伝えしていきますね
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