本日は三豊市成人式☆
成人を迎えられたみなさん、ご家族のみなさん、
誠におめでとうございます。
私たちほんまモンレポーターも
みなさんの晴れ着姿を見に行きたいと思います。
振袖ってやっぱりあこがれちゃう…ななこです
本日の放送でもお伝えした、竜。
三豊市内には、たくさんの竜スポットがあります。
知らなかったスポットがたくさん発見でき、楽しい毎日です。
中でも、仁尾町に強く根付いた竜の秘密を覗いてみましょう。
日照時間が長く、雨が少ない瀬戸内海気候の仁尾町は
昔からずっと干ばつに悩まされてきました。
三方は山に囲まれ、そして海に面している。
山の向こう側では雨が降っているのに、仁尾町では降らない、ということも
これまでに多々あったようです。
1799年の夏は、まれにみる日照り続き。
ため池の水は枯れ、井戸水も底をつき、田んぼはひび割れていました。
それからいくら雨乞いの神事を行っても、天に願いは届かず、
雨が降ることはありませんでした。
困り果てた農民たちは、修行僧から助言を受けて
愛媛県の黒蔵渕から汲んできた水を、藁で作った大きな竜に掛けて祈りました。
仁尾で降ってもらわないと困る、ということで
若者たちが一度も立ち止まらず、昼夜兼行で運んできたんだそうですよ。
すると、黒い雲がもくもくと現われ、雷と一緒に大粒の雨が降ってきたのです。
それ以来、仁尾町では藁で作った大きな竜を担いで、
町中を練り歩くという神事が行われるようになったといいます。
毎年8月に行われる仁尾竜まつりでは、30mもある稲わらで作られた竜を
150人以上の人が担いで歩きます。全国からも注目されているおまつりです。
お祭り中に雨が降ったり、雷が鳴ったりすることがあるんだそうです。
人の力では、及ばないパワーで水の少ない香川の地を守ってくれている竜たち。
香川用水の導入により、水の心配はなくなった今も
当時の方の悲痛なまでの思いとこれまで根付いてきた歴史ある雨乞い竜を
大切にしていこう、という姿勢は変わっていません。
竜をモチーフにしたスポットや
伝統民族行事として、全国的にも注目されている仁尾竜まつりは
これからも仁尾町のシンボルとして残っていくことでしょう。
そして、三豊市内のあちこちに祀られている竜王神は
これからも大切にしていきたいものだと思います。
竜スポットを巡って、たくさんパワーをもらい
今年1年、元気いっぱいに過ごせるといいですね。
そして、当たり前ではない水がある生活に感謝し、
水を大切にしていきましょう。
ななこでした^^
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記事中の「修行僧から助言」というのは、隣の豊中町の人ですよ! この人は豊中から仁尾へ抜ける七宝山の峠も切り拓いた人で、雨乞いの六部(行者)さんとして、先年豊中町に碑が建てられましたよ♪
笠岡の和蔵というお方でしたよね。
雨乞いにかけては、エキスパートだったとか。
鞍掛峠の旧道沿いには
和蔵が建立した日本廻国供養塔があるって聞いてます。
豊中町に建てられた碑
ぜひ見に行ってみたいと思います!!
教えてくださってありがとうございます。
まだまだ知らないことばかり。
三豊市にも、たくさんほんまモンが眠っていそうです。