ほんまモンレポーターのななこです。
県指定無形民俗文化財にもなっている生里・大浜・粟島の百々手祭。
中でも、昔からのスタイルをずば抜けてよく残している
生里の百々祭をクローズアップしてみます。
大字生里自治会長の大江壽昭さんにお聞きしました。
生里ももて祭の歴史を教えてください。
生里ももて祭は、現存する頭屋帳によれば
安永3年(1774年)から現在まで中断なく行われている
地域内最大の神事なんです。
安永3年といえば、今から240年くらい前やけど
1000年前から行われとったとも言われておるんです。
祭典は、残されている「百々手作法」にのっとって
旧暦の2月1日に近い日曜日に弓射儀礼が行われています。
裃姿の射手たちが的に向かって矢を射ります。
五穀豊穣や家内安全、大漁祈願や厄払いなど、
重要な意味を持つ、欠かせない祈願祭ということです。
生里ももて祭は、古くからの伝統と歴史を意固地に受け継ぎ
厳しい規則や細かな決め事の元、厳格に執り行われます。
大江さんにとって、ほんまモンとは。
歴史と伝統を意固地に受け継ぐ男、かなぁ。
また、百々手祭のような神事は
地域の方々の協力や繋がりがあってこそ行えているもの。
地域の団結や大きなことを達成する為に地域全体で
同じような思いが持てるということも大切やと思っています。
(写真提供:三豊市商工観光課)
生里ももて祭は2月26日(日)に三寶荒神宮で行われます。
前日には仁老浜海岸にて、射手たちが身を清める為に海に飛び込む
潮垢離とよばれる行事が行われます。
歴史と伝統を受け継いできた百々手祭には
様々な厳しいしきたりもありますので(弓射を行う砂地には立入り禁止など)
マナーを守って写真撮影や見学を行ってくださいね。
百々手祭のこと、もっともっと知りたい!!
まだまだインタビューレポートは続きます^^
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