ほんまモンレポーターのななこです。
生里で受け継がれている百々手祭。
祭日の前の日に行われる潮垢離は、古くは広く各地で行われていたといいますが
今でも受け継がれ、行われている地域は少ないんだそうです。
潮垢離なんて儀式が存在すること自体、知りませんでした。
そして、こんな近くでずっと昔から行われ続けてきていたなんて。
驚きと感動でいっぱいです。
そもそも潮垢離って?!
潮垢離というのは、その字の通り
海水によって、身の穢れを取り除く・身を清めるといった
意味を持つ神事に向けての大切な儀式です。
ちなみに、潮垢離は「しおごり」と読みます。
裸になった射手たちが、冷たい海の中に飛び込みます。
2月25日(土)に行われた潮垢離を見学してきました。
今年は仁老浜海岸にて行われ、多くの方が駆け付けました。
地域内最大の祭典行事というだけあって、
大勢の方が見学に来られていて、射手への声掛けや拍手も
温かく送られていました。
生里に受け継がれてきた百々手祭が地域にとって、どれほど重要で
どれほど愛されてきたかということが伝わってきました。
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今年は忌まれた方が多く、射手を集めるのに大変苦労したようです。
それでも6名の方が名誉ある射手に選ばれ、これまでに準備を進めてきました。
潮垢離ではそれぞれの都合もあり、3名の参加ということでした。
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そして、塩垢離を行った後は、海岸での弓射の予行練習です。
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真剣な表情で弓を構え、的を見据える射手たちを
見学にきている方たちもおんなじような気持ちで見守っています。
一喜一憂する様子、にいる方の息づきいや心の温度まで
ひしひしと感じることができました。
次のレポートはいよいよ祭日当日。
どきどきしながら、生里の三寶荒神宮へ行ってきました。
写真を添えてお届けしますね。お楽しみに!!
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こんな神聖な行事が今なお受け継がれていたなんて、感動です。
ところで・・・潮垢離って何て読むんですか?無知ですみません・・・
コメントありがとうございます。
古くから比較的そのままの形で受け継がれる
大変神聖な祭典行事なんです。
「しおごり」と読みます。
初めて見た方は、読めませんよね。すみません。
記事中にも、読み方を書きました。
ありがとうございました。
潮垢離は、大浜や粟島では行われていませんが
弓射行事はまだ見学できますので、
お時間合えば…ぜひ行ってみてくださいね^^