ほんまもんレポーターのななこです。
2月26日(日)に行われた生里百々手祭に行ってきました。
大字生里自治会長の大江さん、発見!!
今年は、6人の射手が選ばれ、行われました。
裃姿がとっても凛々しいです。
実践的と思われる腰をぐっとかがめた姿勢で放たれる矢。
生里百々手祭の射手たちの弓射作法は、小笠原古流と言われています。
初めての人は1週間くらい練習しますが、
2年目以上の経験者は前日の予行弓射のみの練習だそうです。
特に年齢制限はありませんが、初めての弓射が早い人では中学生。
射手たちの所作も、経験者からしっかりと伝承され
「腰いた行事」と呼ばれるユニークな教え方をする伝承方法も残っています。
厄払いの的は、扇になっていて
ひとつひとつにご祝儀がぶら下げられていて
的に命中させた人がいただけることのなっています。
弓射にはいる前には、すり足の横跳びで
清められた砂地の上にうっすらとまるを結びます。
古くからの伝統と歴史を意固地に受け継ぎ
今でも厳格なしきたりに基づいて執り行われている百々手祭。
県指定無形文化財に指定されていますが、
比較的古い記録を残す書物も多く残されていることから
文化財的価値も非常に高いとされています。
真剣な表情の射手たちを間近にして
見ているこちらまで、とても緊張してきます。
それでいて、安定した穏やかな気持ちが押し寄せてきます。
これからも、伝統ある春の神事として
大切に受け継いでいきたい、と心から感じました。
それぞれの地域で大切にされている百々手祭ですが、
県指定無形文化財にもなっている荘内半島の百々手祭は
今週、来週の日曜日に行われます。
3/4(日) 粟島ももて祭
3/11(日) 大浜ももて祭
お伝えしてきた、百々手祭について過去記事もご覧くださいね^^
百々手祭
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潮垢離
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