今はやりの花粉症と、謎の腰痛に悩まされているななこです。
もう、年なんですかねー…←
四国の至る所で見かける、白衣をまとったお遍路さん。
弘法大師によって開創された四国霊場八十八カ所は、
もうすぐ1200年を迎えます。
今回は、四国八十八カ所霊場
第71番札所になっている、三豊市三野町の弥谷寺をご紹介します。
弥谷寺のご住職・建林良剛さんにお話を伺いました。
弥谷寺の歴史を教えてください。
弥谷寺は、聖武天皇の勅願によりまして、
行基菩薩が開祖されたお寺であります。
本尊に千手観音さんをお祀りして、
1200年になるこの弥谷寺は真言宗の寺として現在に至っています。
このお寺は仏教が始まる前から、霊山信仰が深いお寺です。
霊山信仰というのは、この地で亡くなった人々の魂が山に宿って
守ってくれる、幸せをもたらしてくれるという民俗信仰です。
そのため、現在でもお彼岸やお盆、春のお水まつりの時には
たくさん参拝者が来られますし、四国八十八か所霊場第71番札所なので、
全国からたくさんの方がお参りに来られていますよ。
3月20日・21日には、弥谷山の湧水によって
先祖の供養を行う風習から「お水まつり」と呼ばれるようになった
春の神事が行われています。
本堂の下に、お水場という所があります。
そこは昔から、岩の間から水がしたたり落ちており、
その水は枯れたことがないと言われています。
また、お水場の奥には洞窟があり、
昔から極楽浄土に続いている洞窟だと言われています。
今は水守堂というお堂として祠のようなものが建て込まれています。
そこがお水供養の場所として昔から皆さんに信仰されてきました。
そこの霊験あらたかな水で、ご先祖様の供養や亡くなられた方の晦冥を呼び、
お水をかけて供養するという風習からお水まつりが続いています。
ここのお寺へは、やはり地元の方・西讃地域の方の参拝者が多いですが、
お水まつりは春の行事として、現在もずっと守られています。
弘法大師が訪れて、読み書きの勉強をされたという獅子の岩屋や
岩肌に堀り込まれた古い祠や仏像がたくさんあり、
国指定の重要文化財や史跡も多く残っています。
また、豊かな自然が心を癒してくれる弥谷山は
自然環境特別保全地域にもなっているそうで、豊かな自然が
大切に守られています。
豊かな自然に囲まれた弥谷寺は、
その場に居るだけで、なんだか心が洗われたような気持ちになります。
神聖で、厳かな、空気を肌で感じました。
引き続き、インタビュー内容をアップしますのでお楽しみに!!
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