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びわの種の甘煮…

気になるお味は???
見た目は種なのですが、口に入れるととても柔らかく、甘栗や黒豆のようなおいしさです。
甘みがあり、渋みなどもなく食べやすいです

では、ここからはびわについてお聞きします。
三豊市仁尾町のびわ生産者でびわの種の甘煮も作られている田渕 久子さんです。

Q.早速ですが、びわの種類を教えて下さい。
A.曽保一体は茂木が多いですね。うちも茂木です。
茂木は田中みたいに大きくはないけど、とっても甘いですよ。
花は12月頃に咲きます。袋着せるのは、今までは4月にはいらないと着せなかったけど、ここ十年ぐらいで暖かくなって3月ぐらいになったら実もつきはじめ着せるようになりました。
全部手作業で大変やけどなぁ。虫がつかんようにな。

Q.田渕さんのびわ畑の広さや出荷量はどれくらいありますか?
A.うちは他のところより狭いんですよ。5、6反ぐらいかな。
出荷量も一箱に4パックのを600〜700箱ぐらいです。
びわは元はみかんの防風垣で植えていたんよ。
防風林やったんやけど、今ではびわが増えたなぁ。
みかんはイノシシが食べるけど、びわは高いとことにあるけんちょっとはマシかと思うけど柵はしています。木を折られたりするけんなぁ。
Q.びわは出まわる期間が短いですが、いつ食べるのが美味しいのでしょうか?
A.今年はまだ朝も寒いけんなぁ6月入ってからになりそうやなぁ。
取りたてはみずみずしくて美味しいです。
Q.仁尾のびわの特徴はずばりなんでしょう?
曽保はみかんとびわやな。
海にお日さんが当たってそれが反射して当たるからおいしいんや。
曽保のびわは日があたって潮風もあたって甘いのが特徴です。
この頃は、予防する人もおるけど、全然予防せんけんな、無農薬でしとる。
袋かけるから虫もつかんし、安心です。それだけは保証できます。
さて、ここからはびわの種の甘煮についてお聞きします。
Q.作り始めたきっかけはなんだったのでしょう?
A.徳島の方の人がびわの種は薬になるんやぁっていよるの近所の人が聞いたんや。でもただ聞いただけやけんなぁ。始めはなんべんも自分で色々してみた。
試行錯誤してな、やっと自分のものができてなぁ。
それからしだしたんや。
そら始めはな、子どもの頃に親から、びわの種は生でようけ(たくさん)食べ過ぎたら死ぬんぞっていわれてたけんな。そななん(そんなもの)食べれるとは思わんかったんよ。
調理したら食べられてなぁ。
Q.種はどうやって集めているんですか?
A.茂木の種はな、近所の人が出荷できんのをくれるんや。
皆が協力してくれてな、毎日持ってきてくれる人も居るんよ。
その種をとるわけ、手作業で取るん大変やけどなぁ。
Q.作り始めてどのくらいですか?びわの種にはどんな効果が?
A.そうやなぁ作り始めて10年ぐらいになるかな。近所の人にあげたりしてな。
一番に疲れが取れる言うてなぁ。
朝起きたらえらい(しんどい)ときがあるんよな。農作業とかでしんどくても、これを食べとったらあくる日すっと起きれるようになったんや。
皆初めて食べたら、しょうゆ豆かと思った。おいしいなぁってびっくりするんや。
これっだったらいける言うてくれるんやぁ。
Q.どうやって作っているんでしょうか。また種の甘煮の食べられる期間は?
A.種は冷凍しとくから年中食べれるんや。
作り方はひと沸かしして、30分ぐらい炊いてタンサン入れて炊いて…
また水から炊き直してタンサン入れていうたら4時間ぐらいかかるかな。
はちみつがほとんどで後は砂糖、塩ちょっと、あと仁尾酢をちょっといれるんや。
仁尾酢とは

Q.オススメの食べ方はありますか?
A.ホットケーキにしたらおいしいんよ。商品にできるぐらいおいしいんや。
ミキサーにかけてな。ホットケーキの粉とちょっと牛乳入れてこれがいよいよ(とても)おいしいんよ。
Q.どんな気持ちでびわの種の甘煮を作られていますか?
A.自分が元気におれるいうことはそれじゃけに。
それにびわの種で元気になったいうも聞きます。
自分だけやなしにな、皆に元気になってもらいたいけんな。
田渕さんの作られているびわの種の甘煮は、
おしゃべり広場(善通寺市上吉田町)
道の駅滝の宮(綾歌郡綾川町)
楽農ファーム徳の市(高松市松縄町)
道の駅源平の里 むれ(高松市牟礼町)
にて購入できます。
気になる方ぜひ食べてみてくださいね(*´ω`*)ほんま甘栗みたいに甘くっておいしいくいただきました。
アヤミでした。