いよいよ始まる本格的な夏。
夏の楽しみといえばいろいろあるけど、やっぱり海水浴ですよね。
今年は海に遊びに行きたいなぁ、と思っているななこです。
今回は、三豊市にある海水浴場の中でも、
シーズン中は特に賑わう、仁尾町の父母ヶ浜をご紹介します。
いつもきれいに管理されている海岸やごみの少ない砂浜は
地域ボランティア・父母の会のみなさんによって、
保たれていることがわかりました。
さっそく、父母の会のみなさんにお話を伺います。
今回、お越しくださったのは、写真左から
菅磯夫さん、塩田健治さん、鴨田隆司さん、鴨田英作さん、森一恵さんです。
この会が出来た経緯を教えてください。
(菅 磯夫さん)
父母の会が出来たのは、平成7年頃だったと思います。
実はその時に、この綺麗な砂浜を埋め立てて工場用地にしたい、という
行政の動きがあったんです。
ご存知のように、全国でもここまで潮が引いて、綺麗な干潟が広がる
海岸というのは少ないんです。なんで、こんな綺麗な場所を人の手で
無くしてしまうんやろう、という義憤からスタートしました。
40歳代から80歳までの、60人くらいの地元の方たちと
いっしょに活動してます。海を守っていこう、とする気持ちが
市民のみなさんに伝われば嬉しいなあ、と思っています。
毎月、清掃活動を行っているそうです。
(塩田 健治さん)
毎月第1日曜日に、砂浜の清掃活動を行っています。
冬場は朝7時から、4月からは朝6時くらいから始めています。
毎月やっても、軽トラ2杯くらいのゴミが拾われます。
袋にすると、結構大きな袋でも70袋から80袋には、なりますね。
燃えるもの、燃えないもの、ほとんどの種類のゴミが漂流してきます。
きちんと分別して、処理しています。
父母ヶ浜は地形や潮の流れから見ても、
ゴミが漂流してきやすい場所に当たるんだそうです。
他にも、子供たちとの交流活動を行っていると聞いたのですが。
(塩田 健治さん)
この時期には、海浜植物の花がよく咲くので
海浜植物の観察会ということで、子供たちと交流しています。
その後には、清掃をして、ゴミはどこから流れてくるんだろう、
というようなことを考えながら、勉強しています。
父母ヶ浜の海開きは7月1日、日曜日。
この日も、朝7時から清掃活動が行われることになっています。
海開き間近ということで、みなさん張り切ってお掃除してくださる
ことでしょうね。そのあとには、神事が行われます。
マナーとルールを守って、自分も、次に訪れた人も、
気持ちよく過ごせる海の環境を、ずっと守っていきたいですね。