7月1日、日曜日に海開きを控えた仁尾町の父母ヶ浜。
引き続き、父母の会のみなさんにお話を伺います。
過去ブログもご覧ください。 その@
今回、お越しくださったのは、写真左から
菅磯夫さん、塩田健治さん、鴨田隆司さん、鴨田英作さん、森一恵さんです。
県道21号線から見る燧灘と、干潮時に現れる広大な干潟。
「日本の夕陽百選」にも選ばれるほどの壮大な夕陽。
波の音や潮の香り、砂の感触に心が癒されます。
おすすめの時間帯はありますか。
(森 一恵さん)
いろいろな魅力が、その時その時に応じてあるんですね。
特に、夕日の沈む父母ヶ浜は絶景です。これは、格別の一品だと思います。
近頃は、自然の海岸線が少ないと言われていますが、
父母ヶ浜の海岸線は自然の美しい海岸線ですし、全国でも珍しい
大きな干潟や非常にキメが細かい砂浜が遥かかなた、
沖合まで広がっています。潮風に吹かれ、砂の感触を足に感じ、
五感全部で自然を感じることが出来るといった意味でも
絶好の場所だと思いますので、ぜひ遊びに来ていただきたいです。
父母ヶ浜は、横山市長のお気に入りスポットでもあるとか。
(森 一恵さん)
三豊市には、「安心して子供を遊ばせる場所がない」という
お話が出た時があったそうですが、その時に横山市長が
「仁尾の大きい砂場があるじゃないか。」とおっしゃったそうです。
まさにその通りですよね。潮だまりっていって、潮が引いた時に現れる
水溜まりのようなところでは、貝や小魚と触れ合うことが出来ます。
自然が創りだした遊び場で、子供さんなりの感性も養われると思います。
いろいろな活動や交流を通して、
感じていらっしゃることや考えること、聞かせてください。
(鴨田 英作さん)
私は、多感な高校時代にこの海岸を通って、
観音寺まで通いましたが、帰り道に夕日を見ながら、
ロマンチックな想いに耽ったこともありました。
それから東京に出て、約50年くらいむこうで暮らしました。
戻ってきたのは10年前でしたが、改めてこの海岸線や
砂浜の美しさを痛感したんですよ。
いろんな変遷を経て、みんなの力で守られている
ということに感動を受けて、この会に入り、一緒に活動しています。
私もそうでしたが、若い人はこの景色が当たり前だと思ってるんですよね。
子ども達には、自然の大切さとか有難さとかを肌身で感じて欲しいです。
子どもの頃から見てきた故郷の風景をなくしたくない、という
強い思いから立ち上がった父母の会。
これからもずっと守り続けたい、と
語ってくださったみなさんの目は、きらきらと輝いていました。
(鴨田 隆司さん)
私は昔、漁師をしていましたが、潮だまりでは今よりもたくさんの
小魚や貝を見ることができていました。今は悲しいことに、
昔の海の面影っていうのが消えてきたというか…。
この会での活動を通して、訪れた人の心地いい場所を作るとともに、
海の生き物にとっても住みよい環境を作っていきたいです。
干潟の美しさ。海岸線の美しさ。これは、県下でも誇れる
素晴らしい景色やと思ってます。これからも守っていきたいです。
父母ヶ浜では、おおらかな気持ちで、ゆったりと過ごしてくれたら、
最高やと思います。ぜひ、遊びに来て下さい。
マナーとルールを守って、自分も、次に訪れた人も、
気持ちよく過ごせる海の環境を、ずっと守っていきたいですね。
美しい夕日の写真、撮りたいなぁ…。ななこでした。