1955年〜1957年に紫雲出山の頂上で発掘調査が行われました
2600年前〜1700年前の弥生時代
平和でおだやかな農耕生活が営まれた時代だと思われていました
発掘では、各種土器、実った種を摘み取る石器、
糸を紡ぐためのおもりなどの低地と同じ生活遺跡と同時に
矢尻、短剣、石の武器も豊富に発見されました
この山頂からの見晴らしや高地の特製を生かした
軍事的、防御的性格を帯びた特殊な遺跡として注目されました
そのことから、弥生時代こそが、日本で戦争の始まった時代だと分析もされています
土地争い、水争い、蓄えの奪い合い、政治闘争へ向けての武力衝突
農耕社会の誕生は、集団と集団がぶつかりあって殺しあうという意味で
戦争を導くことになりました
紫雲出山遺跡館には、弥生人の生活の模型があります
本当にこうだったのか・・・わかりませんが、
いろんな人が精一杯生きている様子のわかるこの模型
あんな人、こんな人を探しながら、のんびり眺めているのが好きです
弥生時代から続く、争いの種
所有という観念が、単純に紐解いても、すべての争いの元になるのだと
遺跡館も模型の中の平和に見える人たちを眺めながら、考えてみたりしました
次回は、続いての調査で見つかった、住宅について、お届けします
お楽しみに
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