2012年07月03日

馬渕の桐下駄A


馬渕の桐下駄その@  リスナープレゼント

三豊市三野町の特産品になっている「馬渕の桐下駄
60年間手作りの桐下駄を作り続けている馬渕博之さんに会いに行きました。

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昭和20年頃から、桐下駄に携われているとのこと。60年のキャリアがあります。
親戚が桐下駄の職人さんで、お手伝いに行ったのが始まりだったと言います。

当時は履くものがなく、桐下駄は飛ぶように売れ、重宝されたそうですが、
今は需要が少ないきんなぁ。」という馬渕さんの呟きには寂しさが溢れていました。

ひとつの桐が出来るまでには、1年以上の年月がかかるそうです。
桐下駄の良さは、なんといっても軽さ。そして、手作りの温かさです。

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作業場を見せていただくと、材料となる桐が所狭しと並べられています。
桐を切る所から、自分の手で。馬渕さんのこだわりです。

切られた桐は、いろんな手順をふんで桐下駄に生まれ変わります。
新たな生命が吹き込まれ、大事に履き続けられていくことでしょう。

いろいろな作業の過程の中で、もちろん大変さはありますが、
そのひとつひとつの作業は、馬渕さんの五体に染み込んでいるそうです。

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売れても、売れんでも、桐下駄を作るんが楽しいんや。」と、
満面の笑みで語ってくださいました。

三豊市の特産品として受け継いでいきたい、馬渕の桐下駄。
みなさんもぜひいちど、桐下駄を履いてみてください。


posted by ほんまモンリポーター at 04:30| Comment(0) | モノづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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