2012年07月04日

馬渕の桐下駄B


お伝えしています三野町の特産品「馬渕の桐下駄

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馬渕の桐下駄その@  そのA  リスナープレゼント



馬渕履物店からすぐ近くにある、三豊市立大見幼稚園では、
この桐下駄を保育に取り入れて、取り組みを行ってるそうです。
さっそく、関朋子園長先生にお話を伺いました。



取り組みを始めたきっかけは?
「10年ほど前、ここで勤めていた時に担任をしたクラスの子の中に
 お家で桐下駄を作ってる子が居ました。そして、その子が通園に
 桐下駄を履いてきたことがあって、この桐下駄を幼稚園の中に
 げられないかな、と思って、声をかけたのが始まりです。」



どのような取り組みなんですか?
「以前は絵付けなどをしていたのですが、今は園児がそれぞれに
 お気に入りの鼻緒を選んで、マイ桐下駄を作るということをやっています。
 5月から9月まで、全園児が桐下駄で通園することになっています。」


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園長先生が何年か前に作った、マイ桐下駄を見せもらいました。
コスモスの絵がとっても可愛かったです。足元が華やかになりますね。



園長先生が感じている、桐下駄の魅力って?
「親指とひとさし指の股でしっかり鼻緒を挟んで歩くので、
 運動能力の向上するっていうか。足の力も付くし、脳も刺激するし、
 土踏まずの形成にも役立つし、ということで魅力たっぷりです。
 それから、なんといっても、馬渕さんの桐下駄は木を切る所から
 自分でされてるので温かみがあって、そういった所も魅力だと思います。」



子どもたちの反応はいかがですか?
「桐下駄はすぅっと履けて、遊びにいけるので、
 運動靴よりも履きやすいということで、子どもたちは喜んでいます。」


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通園時間に取材に伺わせていただき、きょろきょろしていると…。
雨にも負けず、桐下駄を履いた男の子3人組に遭遇しました。
「みんな、かっこえーなー。」「そうやろ!!ねーちゃんも履いてみー。」



保護者のみなさんからも、何か意見はありましたか?
「保護者の方にも聞いてみたんですが、運動靴よりも下駄の方が
 転びにくくなったっていう意見が とても多かったように思います。
 それから運動靴だと、どうしても足が 蒸れてしまうけど、
 下駄の場合には蒸れないと好評でした。」



この取り組みをどう感じていますか?
「地元の産業や特産品を保育に取り入れていくということは、
 地域の方たちとの交流の場を作るとともに、子どもたちが地元のことを
 愛していけるひとつになるかな、って思います。」


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大見幼稚園で行っている取り組み。
自分が住んでいる、そしてこれからも住んでいく場所のことをもっと知り、
好きになる絶好の機会ですね。ずっと続けていきたい取り組みです。

子どもたちの笑顔と、園長先生の保育に対する熱い思いが
とっても気持ち良く感じられた取材でした。

「おねーちゃん」って言ってもらえてよかった!!と、
心の中ではウハウハの、ななこでした。


posted by ほんまモンリポーター at 15:52| Comment(2) | モノづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さっきテレビを観ていたら、「馬渕の桐下駄」というナレーションに思わず目を釘づけにしました。このブログで、ずっと同店の記事を見ていたからです。 きっとテレビの方が、この記事の後追いをしたんだ!って、その時思いました。
Posted by リタイアマン at 2012年07月04日 18:37
to.リタイアマンさん

いつも、commentありがとうございます。
そんな風にBLOGを見てくださっている方が居ることが
あたしたちの励みになり、力になっています。

桐下駄を履き始めてから、本当にこけません(笑)
あたしも愛用中です。

地元の産業を保育に取り入れるというこの取り組み、
子どもたちにとっても、他県から嫁いで来られた方にとっても、
地域のみなさんにとっても、いい機会であり、きっかけですね。
これからも、ずっと続いて欲しいなと思います。
Posted by ななこ at 2012年07月04日 18:54
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