讃岐財田駅にあるタブノキ。
はっきりとは分かっていませんが、樹齢800年とも言われるこの木は
駅のシンボルとして、香川県の保存木として、また市天然記念物として、
地元の方たちのあたたかい気持ちに支えられ、大切に守られてきました。
風雨の影響で、枝がゴッソリと折れてしまったことがあり
「危険ではないか」という声もある中で
タブノキを守っていこうと立ち上がった方たちもいます。
そんなタブノキの衰退が目立つ為、樹勢回復治療が必要になりました。
次々と剪定されていく枝たち。
3段ある枝のうち、真ん中の枝をごっそりと無くすことで
風通しを良くし、弱っている木が倒れてしまうのを防ぎます。
このタブノキには芯の幹の部分が無く、変わった形をしています。
それでも、枝分かれした幹が太く大きく成長し、
こんなにも悠然と、どっしりと、いつも変わらずそこにいます。
明日には、支柱の取り付けも行われるそうです。
NPO法人瀬戸内オリーブ基金・事務局の伴場さんに聞いたお話では、
枝や幹に受ける被害だけでなく、根から受ける被害も深刻とのこと。
枝の広がりと同じくらい、根も広い範囲に網羅しているそうで、
隣の空き地に撒かれる除草剤や人の足も衰弱の原因になるそうです。
タブノキにとって1番いい環境を作ってあげる為に
これから工夫していきたい、と伴場さんは話してくださいました。
心配そうに見つめたり、写真を撮ったりする地元の方たち。
たくさんの愛に見守られて、これからも元気に立っていて欲しいです。
葉っぱにきらきらと反射しながら、枝をかき分けて届けられた光。
自然が描き出す素晴らしい世界を失いたくないなぁ、と思いました。
そして、帰りはちょっと寄り道。
やっぱり財田まで来たら「道の駅たからだの里」には行かなくちゃ!!
ちょうど新米まつり中でした。
なにやら、大きな音がすると思ったら…懐かしの米ポン菓子。
ここに来たら、手作りアイスは外せない。
今回は、季節限定のカボチャアイスをいただきました。
おいしかったです。次はイチジクアイス食べたいなぁ…。
三豊の週末は、優しさと美味しさでいっぱいです。