新米のおいしい季節となりました。
11月23日に宮中で行われる新嘗祭に献納する穀物として
三豊市豊中町の森コ義さんの田んぼが選ばれました。
5月5日には種をまく播種式、6月3日には田植式(レポートはこちら)
9月9日には稲を刈り取る抜穂式(レポートはこちら)が
様々な来賓の方を迎え、厳かな雰囲気の中で行われました。
献穀者である森コ義さんに突撃インタビュー。
Q.献穀者に選ばれたとき、どのようなお気持ちでしたか。
A.私みたいな年寄りでいいのだろうか、という気持ちはありましたが
たいへん名誉なことだと思っています。
Q.4か月間、どのような気持ちで田んぼを管理されていましたか。
A.普通に育てるより、3倍も4倍も苦労しました。
全体に水を入れるのではなく、一部に水を入れるということで
湧きまけることもありましたし、干上がるのも早かったです。
Q.自然被害の心配もあったんじゃないでしょうか。
A.そうですね。もちろん、ありました。
でも、ここら辺は七宝山が在ってくれるおかげで自然被害は
ほとんど受けたことがないと思います。
Q.どのような支えを感じられましたか。
A.農協や普及センターを始め、共済組合のみなさんに
本当にありがたいことに、たくさん助けていただきました。
もちろん、家族の支えもありました。
普通の3倍もの努力をしました。
おかげをもちまして、どこの田んぼにも負けないお米が
出来たことを大変喜んでいるところです。
森さんにおかれましては、11月23日までの大役を
無事果たされますことを心よりお祈り申し上げます。
田園風景が教えてくれるのは、
日本の風土の豊かさと自然の恩恵への感謝の気持ちです。
これからも忘れたくない日本の文化・日本人の心ですね。
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