粟島百手祭り保存会代表 中西敏文さんに伺いました
写真は、おかぴに弓道を教えるところ & 牡蠣の食べ方指南
粟島は弓道は今も盛んで、一年中みんな練習しています
島内では、お正月に新年射会が行われますが、そのために年末くらいから
特に練習にも熱が入ります
新年ころに、その年の御射手さん12名が島内の男性から選ばれますので、
選ばれた方は、引き続き練習も続けられ、この百々手の時期を迎えます
御射手さんに選ばれるのは、たいへん光栄なことですね
島内では、1850年ころに、盛んに弓が引かれていた記録の資料が残っています
各集落、熱心な方は家にも射場を作っていたほど、盛んでした
昭和35年に保存会を立ち上げ、昭和37年に県の無形文化財に認定されました
私が子供の頃は、古いしきたりに忠実で、
その年の頭屋さんを中心に1週間くらいの決まり事がありました
頭屋さんは、毎朝、身を清めて、1週間の食べるものも決められていていました
裃をつけて島内を歩くときは、「神様」と同じ感覚として、
道ですれ違うときには、一般の人は道路の端を歩いたものです
百々手祭りは、旧暦の2月1日に行われていましたが
最近は、島外から帰ってくる人達のことも思い、3月の第一日曜日になっています
3月2日、百々手祭りの前日は、頭屋さん、御射手さん、全員が矢を持って集まります
そして昼から、1人24枝立=48本を打ちます
3月3日、百々手祭り当日には、一日で合計1008本の矢を打ちます
朝早くから、神事として決められた矢を打ち、
その後、島内外からの方の祈願を込めた扇を打ちます
願いを込めた扇に、矢が当たれば願いが叶うと言われています
とは言っても、交代で打つ人も変わりますし、当たるまで打ちますので、大丈夫です(笑)
こうなったら、願いが叶います
島外の方が、扇を買って、お願いごとを込めて、粟島神社へ持ち込むこともできますよ
粟島神社へは、粟島港から西浜方面へ歩いて5分、右手に見えてきます
粟島神社の記事はこちら
3月3日、午前9時過ぎから昼過ぎくらいまで、粟島の粟島神社で受け付けてくれます
扇を買う場所は・・・、島内唯一とも言える武内商店でお買い求めください
武内商店へは、粟島港で船を降りて、左手に歩いて1分くらい
このブイブイねこちゃんが目印
武内商店
粟島の住民の皆さんが必要な物が勢揃い
旅行中にも、強い味方です
レジ横に、扇が売ってます
「こうやってお願いごとを書いて、持って行くのよ〜」
お土産も売ってます
あ、このオレンジの袋、えっちゃんが藤井フミヤさんにプレゼントしていたのと同じ〜
えっちゃんが藤井フミヤさんにプレゼントしていた様子はこちら
今すぐ叶えたいお願いごとがある、そこのあなた
3月3日は、粟島へレッツゴー
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願い沢山あるので是非お願いしに行きたいですね〜
コメント、ありがとうございます
全身の筋肉を使って、結構体も使っての弓打ち
選ばれた御射手さん12名には、本当に頭がさがる思いですよ