冷たい空気が身を引き締めてくれる、日差しの気持ちいい3月3日。
BLOGや放送でお伝えしていた粟島百々手祭に行ってきたよ。
粟島百々手祭について そもそも百々手って?
ななこも武内商店で扇子をゲットしました。(交通安全と書いてもらった。)
お気持ちを包んだ封筒を添えたり、清酒やお米やお茶なんかを添えたりしていました。
「昨日の練習でたくさん当てたから、今日は調子が悪い。」と
会場をわかせてくれながらも、緊張の面持ちでみなさん弓を構えます。
他の地域の百々手祭に比べると、少し的までの距離が長いように感じます。
これは、粟島では日頃から弓道に励まれている方が多く、
競技用の28mに設定されているから、なんだそうです。
観客のみなさんからも
「惜しい!!」「いつも通りやで。」「肩に力が入っとる。」と
たくさんの声援があり、非常にあたたかい雰囲気で射的が行われました。
スパン!!!という音が響きます。
大拍手!!!にこにこ!!!
真剣な表情で弓を引く!!!
笑顔で会場が和やかに!!!
粟島百々手祭は、家内安全の祈願や厄落としなど神事としての重要な役割と
島外の人の訪問や島民の方たちの笑顔が生まれるふれあいの場としての役割が
同時にあるんだなぁ、と感じました。
昨年伺った生里の百々手とは、また違った魅力があり
なんといっても粟島ならではのアットホームな感じや笑いが絶えないところが
来て良かったなぁ、という気持ちにさせてくれました。
県の無形民俗文化財としてはもちろん
島民の方たちの心の拠り所、島外の人たちとのふれあいの場所として
これからも大切に受け継いでいきたい伝統行事です。