今月スポットを当てるのは、
今年の2月、三豊市ものづくり大賞を受賞された
さぬき麺機株式会社
現在、第4次と言われるうどんブーム
お話しを伺ってびっくりしましたが・・・
じつは、こちらのさぬき麺機株式会社のお力があってこそなのではないかと、
お話しにぐっと引きこまれました
そんな讃岐うどんブームの、すべての歴史を知ると言っても過言ではない
さぬき麺機株式会社 代表取締役社長 岡原雄二さんにお話しを伺いました
岡原社長の第一声
『讃岐うどんブームは、足踏み禁止令から始まった』
さぬき麺機株式会社は、今年で創業103年目の会社です
昭和40年までは農機具メーカーでしたが、時代の流れもあり
現在48年間、製麺機を作り続けています
何故、昭和40年から製麺機を作り始めたかというと、
昭和40年に、讃岐うどん製法の最も重要とされる「足踏み」が禁止されました
当時県外より多くの投書が県保健所に寄せられ、
その足踏み作業の『不衛生さ』が指摘されたためです
うどんの製法として、コシを強くするためには、欠かすことのできない足踏み
足踏みを禁止したことにより、農機具を作っていた当時の会社に県の保健所から、
うどん作り用の足踏み代用機の開発を依頼され、手打ち職人代用機を誕生させました
対象は、うどんを製造販売している製麺工場へ向けての禁止令で、
飲食店としてのうどん屋さんは、対象になりませんでした
当時は、機械化への反対も大きいものがありましたが、県が禁止を強行したことにより
足踏みの代用として、機械を導入する流れになりました
補足
昭和40年ころの讃岐うどん事情へ、タイムスリップ
当時、香川県内には500軒程度と言われるうどん製麺所がありました
そして、『電信柱の数よりも多いといわれるうどん屋』と言われていましたが、
このうどん屋は、製麺所からうどん玉を仕入れて、温めて提供する『食堂』でした
現在のうどん屋の主流となる、店内で麺打ちから包丁切りまでを実演し、
茹で上げ直後の最高に美味しいうどんを提供する「うどん専門店」は、
昭和40年ころには、数件しかありませんでした
このスタイルのお店は、足踏み禁止令の対象にはなりませんでした
現在、香川県内に800軒と言われる『うどん専門店』
実は、歴史は浅く、昭和45年の第一次うどんブームと時を同じくして
香川県内に広まったという事です
社内には、うどん製造に関するたくさんの資料も見られます
不衛生さを解消するために機械化を推進したはずが、思わぬ効果が出て来ました
それまでは、家内労働的にうどん屋を運営しているところが多かったはずですが
主人が一番重要な仕事となるうどんを打ったり、ゆでたりというところを担い
誰にでもできる足踏みは、奥さん、子供が総出で手伝っていました
この、重労働だったうどんの足踏みを、この機械を使うことで省力化されたのです
その結果、讃岐うどんの製造は、誰でも、大げさに言えば、素人さんでも
簡単に職人級のうどんをを製造できるようになりました
そしてやってきた、昭和45年の大阪万博
この製麺機を使うことによって、誰でもどこでも、うどん屋を運営することができるようになり
全国的にも、讃岐うどんのを作るお店が増えてきたという時代の流れがあります
これが第一次うどんブームの始まりなのだそうです
とても、1回の放送ではお伝えしきれない岡原社長のうどんへの熱い思い
讃岐うどんブームの歴史の流れは・・・!?
そして、本当に美味しい麺を作るために、日々研究を重ね、指導を続けている
讃岐うどん技術研修センターとは何なのか?
会社訪問・・・なのにうどん屋!?
まだまだ、じっくり、お伝えしていきいます
お楽しみに
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コメント、ありがとうございます♪
ブームと一言で言うのは簡単ですが、そこには見えない沢山の人達の努力があるもんなんですね
そこのことに間近でふれることができて、なんか感動しました!
ご指摘もありがとうございました(^O^)
これからも、気をつけて頑張りますね☆-(ノ゚Д゚)