現在、春にはると『桜の名所』としても知られている
三豊市詫間町 荘内半島の紫雲出山
そんな紫雲出山も、60年前にはあまり木のない、はげ山だったこと
ご存知ですか?
写真の上が、昭和30年ころの紫雲出山
写真の下が、現在の紫雲出山
昭和22年 地元の郷土史家 前田雄三氏により、
紫雲出山山頂付近で、弥生時代中頃と思われる遺跡が発掘されました
そして、昭和30年ころから、約3年間、京都大学の協力で
第1回目の発掘がおこなわれました
時を同じくして、紫雲出山へ、桜の植樹が行われ、道路整備なども始まりました
その当時に植えられた桜が、現在樹齢60年くらいとなり、
春になると紫雲出山山頂をピンクに彩り、見ごろを迎えているのです
その貴重な紫雲出山の弥生時代の遺跡の発掘の歴史
現在、三豊市三野町 宗吉かわらの里展示館で行われている特別展
『紫雲出山遺跡 発掘60年史』
学芸員の宮武尚美さんに伺いました
紫雲出山山頂では、約2000年前の弥生時代中頃のものと言われる
遺跡が発掘されています
これまで、報告書が作成されるような調査は、3回行われました
第1回目は、昭和30年ころから30年間、京都大学の協力で行われました
第2回目は、昭和63年ころ、香川大学の協力で行われました
第3回目は、昨年平成24年、三豊市の協力で行いました
その、第2回目の調査で見つかった発掘品などが、
このたび、香川大学から三豊市に戻されることになり、
全国的にも注目されている、この紫雲出山の遺跡について
知ってもらえる機会になればと、この展示を企画しました
この遺跡の見どころ、続きのブログでお届けします
お楽しみに
宗吉かわらの里展示館
住所 三豊市三野町吉津甲153-1
電話 0875−56−2301
開館時間 午前9時〜午後5時
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、その翌日が休館)
入館料 100円(中学生以下&65歳以上は無料)
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