前回に引き続き、瀬戸内国際芸術祭 秋会期に
三豊市 粟島にて作品制作をされているアーティスト
久保田沙耶さんへのインタビューをお届けいたします。
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実際に粟島で生活してみてどうですか?
去年来た時は、外側しか見れなくて
小さくて何にも無い島で穏やかでって思ってたんですが、
地形がこの島の暮らしを与えたんだという事が良く分かりました。
同時にずっと漂っていて何にも無いと言われる粟島ですが
深い所では色々ある島だと思っていて、
人口は280名と少ないですが物だとか事が
語りかける事が凄くたくさんあると思います。
車でよく島を1周したりしています。
夕方になると、必ず西浜か下新田のどちらかの海で
首から下まで海に浸かってボーっと「漂う」という事をいつもしています。
それが体に良いと知って、調べてみたら
海水浴というのは元々 お医者さまが処方していたそうで、
粟島の海は本当に波が無くてお風呂みたいで
私は海に浸かるのが大好きです。
夜は、ウミホタルで体が青く光るのでとても奇麗です。
漂うというのをどう表現するか考えた時に、
やっぱり海で漂って体感してみるという事が凄くキーになった気がします。
制作で息詰まった時も、自然とかこの島の空気に助けられている所が
たくさんあります。
島の方との交流などはいかがですか?
色んな方にお世話になって、一番新しかったのは
「繋がる」という事に対して「繋がらなくてもいいんだ」という
姿勢を感じました。
繋がらなくて、点在していて、それでもお互いやっていれば
それでいいんだというような感覚を得ました。
お互い別々だから、という強さがあると思いました。
最後に遠方から来られる方にも、見所をお願いします
粟島唯一の『コンビニ』、武内商店に売っているアイスクリームで
甘酒アイスというのが売ってあります。
10月にはあるかどうかは分からないですが、私はアレに元気をもらってます。
郵便局としましては、毎日変わっていくものなので
新しい現場に、新しい普通というのを目の当たりにしてほしいと思います。
◆22年間しまっていた郵便局の床もこんなに奇麗に・・・
◆久保田さんが実際に手がけた作品を見させていただきました
漂流郵便局では、皆様からの「いつかのどこかのだれか宛」の手紙を
募集しております。
詳しいことは、次回のブログでお届けします♪
お楽しみに!