現在、琴平町の金丸座で公演中！ 太鼓 芸能集団・鼓童に三豊市出身の住吉佑太さん

現在、香川県琴平町の旧金毘羅大芝居（金丸座）で行われている
「坂東玉三郎特別公演」　
2部構成となるこちらの舞台の第2部には、
玉三郎さんが舞台監督をつとめられている太鼓芸能集団『鼓童』が出演していますが、
そのメンバーのお一人に三豊出身の方がいらっしゃるということで、お話を伺って来ました。

11月10日（日）　千穐楽となります
　舞台の詳細はこちらをどうぞ


太鼓芸能集団『鼓童』　住吉佑太さん
三豊市高瀬町出身の22歳

現在、太鼓芸能集団『鼓童』のメンバーとして、
日本各地、世界各国で演奏をしています

　太鼓芸能集団　『鼓童』のHPはこちら

いろいろなお話、伺いました

Q.今回の香川での公演では、どのようなことを感じていますか？　

去年も一度、玉三郎さんの特別公演で香川に帰ってきたので、今回で2回目になります。
それからこの1年の間に、アメリカや日本各地でもいろんな場所で公演を経験してきました。
舞台の上では、たくさん背伸びをしている部分もありますが、
地元・香川県に帰りますと、自分の初心や原点というものを、
香川の気候や風土からも思い出せすことができるような気がしています。


Q.『鼓童』のメンバーになるにあたって、大変だったことはありますか？

高校を卒業してすぐに佐渡にわたりました。
それから、2年間、何もない山の中の研修所で生活をするのですが、
携帯電話も、テレビもない山奥で、情報入手手段は朝刊だけ、
そして毎朝4時半に起きて走って、トレーニングして、畑してという日々の中で、
あ〜、帰りたいなあとか、大変だなあと思ったこともありましたね。


Q.和太鼓に関わることになったきっかけを教えてください
　

太鼓を始めたのは小学校2年生の頃からです。
以前、三豊市高瀬町には、町おこしのためにたくさん太鼓グループがあったんですが、
一時、続けられずに、役場の中で太鼓が埃をかぶっていたんです。
それを、もう一度、その太鼓を使って、子供太鼓を復活させようという流れができた時に、
一番最初のメンバーになりました。
そして、その指導をしてくれている大人たちも、また改めてやっていきたいと、
中学生以上の大人のメンバーで結成されたのが「響屋」でした。
当時、僕はまだ小学校4年生だったんですけど、すごく太鼓が好きだったので、
声をかけてもらい「響屋」のメンバーにも入れてもらい、
そこからひたすら、毎日太鼓をたたいていましたね。

「響屋」は、先生というか指導者の言うことをひたすら教わるというシステムではなくて
それぞれが自分の思うスタイルでやっていくという
チームのカラーだったように思うのですが、
そういう中で、自分のやりたい太鼓の流れを作るのに役立っていますね。
　三豊市高瀬町を拠点とする和太鼓集団　「響屋」についてはこちら


Q.今回の舞台を通じて、感じていることをお聞かせください

「響屋」の公演は、地域のイベントとかを、野外や神社で演奏していましたが、
今回は、坂東玉三郎さんと『鼓童』のメンバーとして
金毘羅の金丸座で公演させてもらっています。
「響屋」の公演であれば、自分が好きで趣味で楽しくやっていただいて、
地域の方に見ていただくだけのことだったんですけど、
『鼓童』のメンバーとして、坂東玉三郎さんと共演をさせていただく中で、
楽しいだけじゃなくて、
自分の感情や想いがコントロールされている舞台じゃないといけないと
ずっと言われています。
今回の舞台である金丸座は、とてもよく音が響くので、
玉三郎さんが太鼓に合わせて舞う時などに、
どのように響く音をコントロールするかっていうことは、すごく意識しています。


Q.これから太鼓を続けていく中での目標と想いを伺います

楽しさを伝える職業ですから、やさしさ、強さにも勝る楽しさを、
次世代のみなさんにも伝えたいという想いがありますし
日本の伝統文化である太鼓を、世界にも伝えていきたいという想いもあります。

太鼓だけではないかもしれませんが、
何かを、プロとして続けていくのには大変な時もあります。
それでも、自分がなんでそれを始めたのか、
本当に好きで続けているという想いを忘れずに
落ち込んだ時にも、その思いを持ち続けて、やり続けてほしいなと思います。



住吉さんのこれからの活躍、ますます楽しみです
キラキラの目に、すっかりファンになってしまったさくらでした〜



　「響屋」の太鼓は僕の太鼓の原点です

そう、力強く話してくれた「響屋」の次の舞台は・・・
11月10日（日）　〜マリンウエーブフェスタ〜　市民でつくる『みんなの学園祭』
12：50頃から、わくわくステージで、演奏です！
　詳しいイベント紹介の記事はこちら