こんにちは!もりいちです!
皆さん、三豊市に明治30年頃から始まり
約110年余り続く、歴史深き伝統芸能が
あることをご存知ですか!?
その名は・・・
人形浄瑠璃『讃岐源之丞』
太夫(語り)や三味線の声や音に合わせて、
3人で1体の人形を操る日本固有の人形劇なんです!
讃岐源之丞の歴史についてはこちら!
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そして今回、毎年恒例のイベント『大坊市』での公演に向けて練習をする
『讃岐源之丞保存会』の稽古場の三野町大見公民館に突撃取材!!
今年の大坊市についてはこちら!
そして今週末、三野町における毎年恒例のイベント大坊市での公演です!
日時:11月23日(土)13時〜
場所:インパルみの(JR三野駅すぐ隣)
友情出演:直島女文楽(初共演)
座長の三好良夫さんに讃岐源之丞の活動について、
興味深いお話をお聞きしましたのでご紹介します
保存会の座員
座長の三好さん活動歴は25年。
基本的に長くやっている方が多いですが、
加入して1年や3ヶ月程の新しい人もいて、
現在は総勢19名で活動しています。
かつては、座員数も9人程と少なく下火傾向だったのですが、
1997年開催の『国民文化祭・かがわ’97』に出演したことをきっかけに
メンバーが増え、また香川県の支援により人形浄瑠璃の人形や衣装をそろえたり
補修することもでき復活しました!
そんな讃岐源之丞保存会。年配の方々が多い中に、20代の女性の姿が
坂出出身の方で、以前讃岐源之丞の弥谷寺での公演を見た事があり、
その3年後に国語便覧にて讃岐源之丞の存在を再確認し、
それを機に興味を抱き、稽古を見学した事がきっかけでメンバー入り。
現在は太夫(語り手)として稽古に励んでいます!
そんな彼女が大切にしていることは、長く続けること。
良い雰囲気でこれからもがんばっていきたいという思いを語ってくださいました
普段の活動内容
合同練習は週1回、金曜日に三野町大見公民館にて、
19時半から21時半くらいまでみっちり稽古しています。
また年に5回程、大阪の『国立文楽劇場』より
先生を招いて指導をして頂いています。
日々の稽古の積み重ねや先生の指導のもと、
すばらしい人形浄瑠璃の技術を高めて、維持していっているんですね!
有形民俗文化財?無形民俗文化財?
民俗資料として資料製が高く、保存の必要性のある物。
また保存のための措置や施策が功を奏すると期待されるものに対して指定される
『有形民俗文化財』
そして、昭和30年9月に讃岐源之丞の人形頭42個と衣装40枚は、
香川県の指定を受けています。
また、風俗慣習・民俗芸能・民俗技術など、
人々の日常生活の中で生み出され、
継承されてきた無形のものに対して指定されるのが『無形民俗文化財』
人形浄瑠璃において、太夫(語り手)・三味線・人形遣いによって
演目が演じられるのですが、讃岐源之丞ではかつて太夫(語り手)の
声を録音テープでやっていた為、無形民俗文化財の指定を受けていませんでした。
しかし、録音テープから実際に人の声でやるようになり、
平成16年3月には香川県の無形民俗文化財に指定されました。
太夫をする人、三味線のを弾く人、人形を操る人などの長年培われて来た技術。
地元の方々そのものが文化財であるというのは、本当にすばらしい事ですね
讃岐源之丞。まだまだご紹介します!
次回をお楽しみに〜
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★週末から4日間、11月22日(金)〜24日(月)は、毎年恒例の『大坊市』
23日(土)の「インパルみの」での讃岐源之丞の公演をお見逃しなく!
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