2月2日(日)、3日(月)
出雲大社讃岐分院にて節分祭が開催されます

島根県にある縁結びスポットで有名な出雲大社。
その出雲大社には、御祭神である大黒様の御霊を遷した分院が
全国あちこちにあるそうです。
大黒様は幸せとの縁を結んでくれ、
福を呼び込んでくれることで知られていますが
多くの人から厚い信仰を集めています。
日本人が大切にしてきた節目や四季。
古くから行われていたとされる節分祭を戦後復活させ
毎年恒例の神事として受け継いでいるのが出雲大社讃岐分院です。
詳しいお話を
出雲大社讃岐分院の宮司である西村忠臣さん
にお伺いしてきました


7代前の先祖が、明治12年に出雲から御霊をここ豊中町に遷して
ここに社を建てて、お祀りするということに至っています。
140年程前から出雲大社の分院としてお祀りしています。
島根県にある出雲大社はよく知られていると思いますが、
分院が全国あちこちにあることはあまり知られていないようですね。
全国に100くらい、分院があります。
出雲大社は、よく知られるように大黒様が祀られていますが、
普通は男女の縁を結ぶと言われています。
もともとは大地の神様ということで
土地と人との縁を結ぶ、幸せとの縁を結ぶ、ということで
縁結びの神様として篤い信仰を集めています。
日本の神様には、天照大神(アマテラスオオカミ)を中心に
国津神(クニツカミ)、大地に住む神がいます。
そんな神様達が10月10日には出雲にあつまり
各地では10月の事を神無月といいますが
出雲では神在月(カミアリヅキ)といいます。
神社は全国でも約8万ほどありますが、
その中でも伊勢神宮と出雲大社は別格です。
伊勢神宮は20年ごとに遷宮し
出雲大社は60年ごとに遷宮します。
昨年、それが同じ年になったので話題にもなりましたね。

2月3日が節分、2月4日が立春です。
日本は四季がはっきりと分れており、
春夏秋冬に入る日を立つ日といいます。
立春・立夏・立秋・立冬というのがあって、
その立つ日の前日を節分と呼んでいます。
節分は一年に4回あります。
1年の運勢が始まり、人の運勢や暦が変わるのは立春だとされていて、
昔はすべて立春を基準にいろんなことが考えられていました。
昔の人にとって、立春というのは大きな出発点だったんです。
年4回ある節分の中でも、大歳の節と呼ばれる冬の節分が
1番大切な節分として残って、定着しています。
節目を元気に過ごして、これから次の季節も元気に過ごせるように
節分というのが大切にされてきました。
平安時代から節分祭というものが行われていましたが
時代とともに廃れてきていました。
しかし、大切な神事だということで復活させ、
80年くらい前から節分祭を行っています。
節分は、神社によってやり方は違いますが、
いわゆる芸能人などを呼んで豆まきをするのでは無く
来ていただいた方に、
御神殿の中で40分くらいのお祓いをしていただいて
福を呼び込むために豆まきをしています。
楽しく、賑やかにというより
真剣にお参りしていただくと理解してください。
取材にお伺いさせていただいた日は、
ちょうど節分祭の準備がされていました。
出雲大社讃岐分院
三豊市豊中町比地大3142
TEL:0875-62-2008
◆節分祭◆
2月2日 8:00〜18:00
2月3日 8:00〜17:30
1日に17、8回程同じ神事を繰り返します。

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