こんにちは!もりいちです!
前回に引き続き
重要無形民俗文化財に答申されました
生里百々手についてご紹介します!
昔から厳格に守り継承されてきた生里百々手。
どのようにして執り行われるのでしょうか?
生里百々手祭保存会 大江壽昭会長にお聞きしました!
Q:生里百々手の内容・しきたり
まず地域の中から、祭の準備をまかされる「頭屋」、
祭当日に弓を射る「射手」が選ばれ、それぞれが厳しい
取り決めに従い、役割をになっていきます。
頭屋は、祭の約1ヶ月前から準備をするのですが、的を作る上で、
決められた通りの竹や松の枝を選び、茄子のガラを灰にしたものを
溶いて作った墨で的を描くなど、細かい取り決めがあり、
また射手は、裸になって海で身を清める「潮ごおり」や祭当日には
早朝4時頃から海で身を清め、裃・袴を身にまとい、神殿を拝殿して
祭に望むなどの決まりがあります。
そして、祭当日に三宝神宮にて、7人の射手が厄払いや五穀豊穣を
祈願して弓を射ります。弓を射る姿勢も特徴的で、小笠原古流の腰を屈めた
姿勢をとり、矢が的に当たれば、拍手や小銭入りのぽち袋が飛び交い、
外れるとヤジが飛び交う様子から「けんか百々手」とも呼ばれます。
この様に、祭全体を通して細かい取り決めやしきたりがあり、
それを代々厳格に守ってきました。
また、しきたりを厳格に守るのはもちろんですが、
高齢化も進む昨今、人力でしていたことを機械化するなど、
時代に合わせて変化もしてきています。
生里百々手について昨年の記事もチェック
Q:生里百々手祭の継承について
生里地域において、中心的に祭を運営する人も平均40歳代、
若くても30歳代です。地域住民の高齢化も進み、今後の後継者の
問題があります。
しかしながら、生里百々手は1000年以上休むこと無く、
先祖代々続いてきた神事です。
祭を執り行うことは、大変ではありますが、これからも
構えること無く、誇りを持って継承していきたいと思います。
今年の、生里百々手祭は3月2日(日)
詫間町の三宝荒神宮にて開催されます!
是非、三豊が誇る伝統的神事に足を運んで見て下さいね
====================
百手祭関連記事
より大きな地図で 三豊エリアA を表示
【関連する記事】