3月16日(日) 午前9:30〜
三豊市 詫間町 大浜 船越八幡神社にて
百々手祭が開催されます
大浜百々手祭は船越八幡神社の一つとして
1200年を超える伝統として、古来から伝承されたものであります。
荘内半島の八浦家の浦、名部戸、大浜浦、生里浦、箱浦
積浦、粟島浦、香田浦 の各浦々でこれを伝承して今日に及んでいます。
この百々手祭行事は、天変地異の災害を受けた時も
困苦欠乏に耐えて里人(浦中)が仲良く助け合い
励ましあって、互いにいきぬいてゆく気風を
永く後世に残さんとする行事であるといわれています。
昭和52年に香川県無形民俗文化財に指定されました。
五穀豊潤、大漁、海洋安全、交通安全、家内安全、
商売繁盛、新築落成、家運隆昌を祈願し
古式豊かに皆さまのご協力で毎年執り行われています。
射手は、大的5回、扇の的3回、カワラケ1回を射る。
距離は、弓五丈(11米)の神社行事と弓七丈(15米)の浜行事があります。
大浜の春は、百々手から始まると昔から言い伝えられています。
旧暦2月1日は「タロウーツイタチ」といって、仕事もお休みでした。
百々手祭は、その年の豊漁、豊作を祈願し
厄災を払う為の弓射の行事です。
粗相のないように細心の注意を持って神意を伺う祭りです。
大浜の百々手祭は、猿取り百々手「別名 砂かけ百々手ともいう」
といって射手は、この猿に糸をつけて自分の弓に下げたものである。
射手から猿を奪おうと、氏子は射手に砂をかけて
猿を奪った記憶があります。
沢山の猿がまかれたり、射手の峠に沢山の砂がかかると
その年は豊漁、豊作だといわれていました。
また、祭りの行事には神の的(千筋ともいう)といって、
射手が交替で大的を射るもの、扇の的といって氏子が安泰を願って扇的にかけて射てもらうもの
小的(別名 鬼の的)といって、的の裏に
鬼の字を書いて射るもの等ありますが、最近は
「かわらげ」等をつかって的にいろいろ工夫しています。
大浜 百々手祭について詳しくお伺いしてきましたので
次回お届けします〜おたのしみに
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