3月20日(木)、21日(金)
三野町にあります弥谷寺にて
お水まつりがおこなわれます
◆弥谷寺 関連記事は こちら
弥谷寺は、聖武天皇の勅願によりまして、
行基菩薩が開祖されたお寺です。
本尊に千手観音さんをお祀りして、
1200年になるこの弥谷寺は真言宗の寺として現在に至っています。
このお寺は仏教が始まる前から、霊山信仰が深いお寺です。
霊山信仰とは、この地で亡くなった人々の魂が山に宿って
守ってくれる、幸せをもたらしてくれるという民俗信仰です。
そのため、現在でもお彼岸やお盆、春のお水まつりの時には
たくさん参拝者が来られますし、四国八十八か所霊場第71番札所なので、
全国からたくさんの方がお参りに来られています。
詳しいお話しを
弥谷寺 副住職 建林 良啓さんにお伺いしてきました
3月20日、21日はお彼岸という事でご縁もあります。
お水まつりがなぜこの日に決まったかは定かではありませんが、
その日に弥谷寺に来ていただき、ご先祖を供養していただきたいです。
お水まつりの元となった洞窟をずーっと通っていくと
海があり、その海の向こうには極楽浄土があると言われてきました。
今は水守堂というお堂として祠のようなものが建て込まれています。
本堂の下に、お水場という所があります。
そこは昔から、岩の間から水がしたたり落ちており、
その水は枯れたことがないと言われています。
そこがお水供養の場所として昔から皆さんに信仰されてきました。
そこの霊験あらたかな水で、ご先祖様の供養や亡くなられた方の晦冥を呼び、
お水をかけて供養するという風習からお水まつりが続いています。
水経木を洗い清め、お供えをする事で
願掛地蔵によって霊山に住む仏や神に願い事が届けられるといわれます。
※願意と名前を記入される方は裏にお書きください。
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