2014年05月26日

『韓国の桜』・『釜山港物語』

「韓国の桜〜その3〜」の記事の中でご紹介しました
國田房子さんの人生を綴った書籍『韓国の桜』(後藤文利著)
そして崔秉大(チェ・ビョンデ)さんの人生を綴った
書籍『釜山港物語〜在韓日本人妻を支えた崔秉大の八十年〜』(北出明著)
についてご紹介します。>『韓国の桜』記事@ABC



○『韓国の桜』
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1916年愛媛県西条市に生まれ、韓国人男性と結婚。
終戦後、親子4人韓国に渡った國田房子さん。それから激動の人生を生きる中で、
自身と立場を同じくする朝鮮半島在留の多くの日本人妻たちの為に尽力し続け、
在韓日本婦人組織『芙蓉会』の会長を務めています。

家族と共に玄界灘を渡り、壮絶な人生を送ってきたであろう國田さん。
その人生について問うと、ただ微笑みながら
「全部忘れました。玄界灘の海に全て沈めて来たのです。」とおっしゃいます。
そこから本当に苦労して生きてこられたことを窺い知ることができます。

そんな國田さんの100年の人生、そして日本人妻達の人生をこの書籍を通して
一人でも多くの方に知って頂けたらと思います。



○『釜山港物語』
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今回の植林ツアーにおいてゲストとして登場したチェ・ビョンデさん。
かつて明治大学に留学していたことがあり、日韓国交正常化に伴い、
1965年韓国にできた釜山日本国領事館で第一号の韓国人職員となりました。

当時、韓国残留を余儀なくされていた日本人妻3000人以上が日本に帰りたいと
領事館に駆け込みました。その日本人妻の為に奔走し、日韓の橋渡し役として
28年間務めたチェさん。そして長きに渡る功績により2004年には
天皇陛下より「瑞宝双光章」を受けました。

そして平成25年の3月には、「観音寺東ロータリークラブ35周年記念講演会」
に講演者として香川県を訪れました。その時の講演でお話しされた、
チェさんの辿った激動の人生に激しく心を揺さぶられ、今回の植林ツアーに
参加を決意された方もいらっしゃいます。

この書籍を通して、日本のお隣韓国で日本人の為に尽力してくれた方が
いるということを是非、一人でも多くの方に知って頂けたらと思います。



○ご案内
今回ご紹介しました書籍『韓国の桜』については、オイスカ三豊推進協議会より
「三豊市高瀬町図書館」に2冊寄贈されており、一冊は借りることができます。

貸し出し状況を確認の上、是非手に取って國田房子さんの激動の人生。
日本人妻達の為に奔走してきた人としての生き方をこの書籍を通して
知って頂けたらと思います。

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高瀬町図書館

〒767−0011
三豊市高瀬町下勝間2347−1
電話・FAX:0875−72−5631
利用時間:9時30分〜18時
休館日:毎週月曜日、毎月末日、祝祭日
    年末年始(12月28日〜1月5日)

posted by ほんまモンリポーター at 10:11| Comment(0) | ◯秘!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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