香川県の西讃地区の方ならご存知こちらのお菓子・・・


讃岐の嫁入りにはかかせないかかせないお菓子ですよね〜
私は小さい頃、全国各地の婚礼の際には配られているものだと思っていたのですが
西讃地区ならではの風習だったんですね

全国放送のTVで絶賛されたことで話題となっているこのおいり
今では入手困難な状態です
今回はこちらのおいりを手間暇かけて手作りで製造されている
高瀬町にある山下おいり本舗に行ってきました

まずはおいりの歴史について・・・
始まりは讃岐国丸亀城主に初代生駒親正公が任命された
天正15年(1587年)頃であった。
殿、親正公は領民に親しまれ良く統治されていた。
姫君のおこし入れが決まった時領下の群家郷(現在の丸亀市郡家町)の
お百姓がお祝にと5色の煎りものあられを献上しましたところ
殿は大変お気に召され褒賞賜ったそうである。
以来婚儀の折には、おめでたいお煎りものとして広く一般に知れ渡り
お煎りもの、略して「おいり」として西讃地区には
今もかかせない嫁入り道具の一つになっており
お嫁さんのお土産としてご近所へ配られ、披露宴のお膳にも
つけられています。
「おいりを持って他家へ嫁ぎ、家族の一員としてお入りになります
心を丸く持ってまめまめしく働きますのでよろしくお願い致します」
と云う意味もこめられています。
今日では、お慶びの引出菓子「ご結婚・ご出産・命名披露・初節句(ひな祭り)・
お誕生日・七五三・成人式・新築祝・長寿祝」として幅広く全国各地から
重宝されています。
おいりは元々は紅白の2色でしたが次第に色の数が増え、
現在は7色のおいりになっています

山下おいり本舗 代表 山下光信さん
が作る色はこちらの7色

オレンジ・白・黄緑・水色・ピンク・紫・黄色
こちらの7色は季節ごとに配色がかえられています

春はピンクなどの優しい色合いを増やし
夏は青系の涼しい色を、薄い色合いにし
秋はだいだいや黄色を際立たせ
冬はふんわりと暖かい感じを出す
このように、四季を通じて、食べやすく楽しんでもらえるようにと
細かい心配りがあるのだそうです


みているだけでもワクワクしてくるような
可愛い色をした7色のおいり

山下おいり本舗のおいりは全て手作り!
口に入れるとスッと溶けて無くなってしまうような
舌ざわりなんです

昔は紅白の2色だけでしたが、後から色をいれたり
砂糖をかけたりなどして現在の独特の色味に・・・。
山下おいり本舗ではおいり一つ一つを手造りしています。
「おいりが奇麗だったら、お嫁さんも奇麗」という事で
今の7色に。季節によって色合いもかわります。
初めておいりに出会った方が感動してもあえるように
色あいをかえたり、口の中でべちゃっとする感じでは無く
すっと消えるようなお菓子になっています。
「こんなお菓子みたことない」という事や
「こんなお菓子食べたこと無い」という方もいらっしゃいます。
おいりは食べてしまったら無くなってしましますが
食べていただいた方の心に残ったら嬉しいです。
技術よりも心をこめて作る事が大事だと思っています。
お客様の方から色々なお祝い事に使っていただいております。
全国にもおいりのファンがたくさんいるので
細く長く続けていきたいです。
そうそう、おいりに必ず入っている、この2枚の小判。
これは、夫婦が、1枚ずつ小判を持ち寄り、
そのなかで、仲睦まじい生活を遂げて欲しいという思いを込めて、
緑、ピンク、1枚ずつ、入れられているとのことでした
おいしいから、兄弟で取り合いになったりしているかもしれませんが、
そんな意味が、込められているそうですよ〜


山下おいり本舗
住所 三豊市高瀬町新名1018-20
電話 0875-72-5438
営業時間 10時〜18時
定休日 不定休
※ただいま大変込み合っており、中々手に入らない状況です
ご了承ください。
◆山下おいり本舗 こちらの記事もチェック★
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