2014年08月14日

貴重な一冊!体験談話集『太平洋戦争と三豊』

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こんにちは!もりいちです!
8月ももう半ば。蝉も元気に鳴いてますね。
そして明日8月15日と言えば終戦の日です。
1945年に戦争が終わってもう69年。来年には70年の節目の年を迎えます。

今回は終戦の日間近ということで以前こちらのブログでも取り上げました
体験談話集『太平洋戦争と三豊』をご紹介します。

個人的に興味もあり実際に購入して読んでみたのですが
200名近くの方々の戦争当時の体験談が詰め込まれた一冊で
その証言も十人十色様々。そんな体験談話集の内容を
簡単ではありますがご紹介します!

『太平洋戦争と三豊』関連記事
『太平洋戦争と三豊』販売について
※豊中支所の生涯学習課の他に、三豊市内の各公民館にも置いてあります。




こちらの体験談話集は第一章と第二章が戦争当時の体験を語る「証言編」。
第三章は当時の出来事を説明した「概説編」となっています。
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第一章(証言編)「兵士達の太平洋戦争」
⑴戦地に出征した兵士達
⑵内地部隊の兵士達
⑶満州開拓移住・シベリア抑留生活者

第二章(証言編)「銃後の生活を支えた人たち」
⑴銃後の生活ー@村の中で、A村の外でも
⑵戦時下の学校生活ー@国民学校と学童たち、A戦時下の学徒たち

第三章(概説編)「郷土部隊の出動と銃後の生活」
昭和12年の出来事〜昭和20年の出来事



〜読んでみての感想〜
200名近くの戦争体験者の方々の証言が収録されていて
かなりの読み応えでした。

兵士として外国に派兵され戦場の過酷な環境で飢えや病気に苦しんだ話。
広島原爆による「ピカッ」「ドンッ」という光や音、惨状を目の当たりにした話。
学徒動員により勉強もできず日々戦争の為の労働にかり出された話。

ここでは紹介しきれない程、戦時下の悲惨な様子やそんな中でも
家族や友人どうしで支え合って生きてきた様子が語られていて
今の平和な日本からは考えられない時代だったということを
改めて痛感させられました。

そんな時代を経て終戦から69年を迎え、今では戦争の
体験談を実際に聞く機会も体験者の高齢化によって
どんどん少なくなってきています。

自分自身を始め、若い世代は戦争体験の無い世代であって
これから戦争の無い平和な社会を作っていく上で、体験談などを
通して戦争の悲惨な実相というものを知ることは本当に大切です。


そういった意味でも
横山三豊市長を始め、『太平洋戦争と三豊』体験談集策定委員会
の方々の並々ならぬ思いが込められ約3年かけて作られた
この体験談話集は本当に貴重なものです。

興味がある方は三豊市生涯学習課にて販売しておりますので
是非手に取って見て下さい。詳しい情報は三豊市HPをご確認下さい。



次項有それでは次回、体験談話集の策定に携わった方に
生涯学習課にてお話をお伺いしましたのでご紹介します。

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posted by ほんまモンリポーター at 07:00| Comment(0) | ◯秘!? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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