
『肉もっそ』が食べたい!!!
ということで、行ってきたのは、豊中町の不動の滝カントリーパーク
すっかり秋色の公園をゆっくり登っていくと・・・
『肉もっそ』ののれんを発見
と・・・、勢いいっぱいで紹介しましたが、
今回、この『肉もっそ』について、味わうだけではなく、お話も聞いてきました!
この『肉もっそ』を作っているのが、ひまわりレディス 9名
近藤八重子さんに、教えてもらいました!
肉もっそって?
『もっそめし』というが三豊市の郷土料理
ここで

<<三豊方言講座>> お題:「やべち」
「やべち」とは、三豊エリアの方言で、地域みんなで清掃や草刈り、
農作業などをすることをいいます。
三豊の元気なおじいちゃん&おばあちゃんたちの元気の源は「やべち」か?って思うほど、
皆さん、それぞれの地元で定期的にいろんな地域活動をしてくれています。
昔、その「やべち」の時に、お母さんたちが
たくさんの「もっそめし」を作っておいて、みんなに振る舞う習慣があったそうです。
肉を入れていたのは、豊中町だけなんじゃないかなということで、
豊中町の郷土料理として『肉もっそ』が誕生しました。
『肉もっそ』は炊き込みご飯とも、混ぜご飯ともちょっと違って、
具とご飯を混ぜるタイミングを大切にしています。
干しシイタケの戻し汁で牛肉やゴボウ、豆腐など7種類の具を
炊き込んで具を作り、具と汁を分けた後、
炊けた白米に、まずは具を混ぜて、後から汁をなじませるように混ぜます。
そうすると、ほっこりしっとりとしたもっそめしの完成!
あったかいほかほかのうちに、一つ一つ丁寧にまとめます。
力を入れて握るのではなくて、やさしくまとめて包む感じ。
そうして結んで置いておくと、温度も程よく冷えていき、
だんだんギュッとしまってきて
持つにも食べるのにもちょうどいい固さに落ち着いてきます。
きっと、このようなタイミングにも、
昔の方たちの知恵がいっぱい詰まってるんだろうなあ〜

今は、一つ120グラムくらいの『肉もっそ』
昔のオリジナルの肉もっそは一人300グラムくらいあったそうです。
これくらい?
これを一つ食べれば、「やべち」の重労働をしている方のお腹を満たすのに
ちょうどよかったんだそうです。
ということは、今のサイズだと、1食で3つ食べると、「やべち」にも負けない
元気いっぱいのパワーが湧いてきそうです!
これで、重労働にも耐えられます!
不動の滝を見ながらいただく「肉もっそ」は、
ほんのり甘くて優しくて、本当にいくらでもいただける味です。
私はこの日、4つもいただいたので・・・「やべち」にも
ばっちり対応できるくらいパワーいっぱいになりました

今後も、定期的にまちづくり推進隊豊中が中心となり、
豊中町の不動の滝カントリーパークで販売がされます。
まちづくり推進隊豊中のFBで、次回の販売予定などが紹介されるので
是非、チェックしてくださいね!
この日も朝の5時から、10升=約200個作ったという肉もっそは完売
11時からの販売開始から、1時間くらいで売り切れてしまうほどの人気です。
そして、この10月、肉もっその販売が決まっているのが・・・
10月25日(土曜)&26日(日)
第2回つくるフェスティバル in みとよ
第5回暮らし広場
が共同開催される、三豊市三野町の宗吉瓦窯跡史跡公園でのイベント


10時から始まる暮らし広場へ出張してくださり、
販売されますよ。
こちらのイベントについては、また詳しくご紹介します!
肉もっその販売日には、笠田高校花卉育成専門チーム8名の生徒を中心に
「不動の滝カントリーパークの公園を花一杯で飾ろう!」プロジェクトのために
600本の葉ボタンを公園内に植えていました。
2色の葉ボタンの花の見ごろは、12月〜1月頃
きれいな公園になるのが、楽しみですね!!!
<お問い合わせ>
まちづくり推進隊豊中 п@0875-62-5210
三豊市豊中コミュニティセンター п@0875-62-5205
まちづくり推進隊豊中 FBはこちら
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不動の滝カントリーパークのご紹介はこちら
[ここに地図が表示されます]
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「もっそ」も「ヤベチ」も、今では死語になっているかもしれませんが、土の香りを運んでくれる懐かしい言葉ですね。「もっそ」は調理器具「物相」からきた言葉ですが、「ヤベチ」は家別(やべつ)に出なければならない労働が訛って「ヤベチ」になったともいわれ、他地域の人にはちょっと分からないでしょうね。
子供時分、ヤベチに出されるモッソをいくつも食べて夕食を抜いているなどと噂される人がいたもんです。貧しい戦後のある時期のことです^^
ありがとうございます♪
肉もっそをもっと広くの人に食べてもらいたい!!!とまちづくり推進隊で頑張ってくれている人とも話したのですが、このお話も、この味も、本当は大切に伝え続けなければいないことなんじゃないかと!
これからも、肉もっそを習う会とか、地元に伝わる味や言葉や習慣を教えてもらうために、幅広い年代の交流とかも考えていきたいですね!
知れば知るほど、教えていただきたいことがたくさんあるなあと、感じました。