今週末の粟島を、もっと楽しむために!!!
18日〜26日の粟島のイベントの詳しい情報はこちら
粟島に4カ月滞在して、成果発表会へ向けて作品を作っているお二人に
お話を伺いました♪
(左)岩田とも子さん (右)松田唯さん
岩田とも子さん、松田唯さんご紹介の記事はこちら
お二人のお話を伺って、完成した作品を見るのが
とても楽しみになりました
18日 午前9時30分からは、岩田さんと松田さんの案内で、
作品をご紹介してくれるアートツアーが開催されます
詫間町 須田港発 09:05分発の船に乗るとぴったり到着
粟島への定期船スケジュールはこちら
続きで・・・作品について詳しくご紹介します!
岩田とも子さんの作品
粟島自然観察船 〜船になった学校〜
現在、粟島芸術家村、そして日比野笑学校の校舎として使われている
旧粟島中学校
ここを、船と見立てて・・・
ここが、マストとデッキ
18日〜26日の期間中、毎日色とりどりの旗でお迎えします
そして、工房でもある教室が、船の一つ一つの部屋に見立てて、
研究室や倉庫として、自然物を使ったアートが並びます
4か月過ごす中で感じた変化を伺いました
島の人たちが、世界航路の船員のOBの方たちが多いということを知らずに来たので、
島の人を知るにつけて、是非作品に関わってもらいたいなと思いました。
船員さんは、いつも船の上で過ごしているので、陸の自然物のことは
そんなに知らないことがわかって、でも星や空のことはとても詳しくて、
地面の自然物と空の感覚を近づけるような作品ができないかあなと考えました。
作品の自然物も、島の皆さんがぽつぽつと届けてくれたりして、
自然に集まってくる流れができてきました。
季節によって変わっていく季節の積み荷として、展示しています。
粟島は小さい島ですがスケールの大きい感じがあって、
その中で、季節の移り変わりを大きな航海しているというようなイメージです。
同時期に滞在していた松田さんとも、島民の方たちの話をシェアする中で、
是非ワークショップという形で、一緒にやろうということになりました。
船員OBの皆さんが、先生として縫い方を教えてくれたりして関わってくれました。
難しいかなと思っていましたが、作り始めたら、最後まで真剣に関わってくれました。
完成したこのバックを持って、
自然採集をしながら粟島を感じてもらいたいです。
18日〜26日の期間中、いつでもバックの中に、『指令』を入れておきます。
その『指令』を達成できるように、島を散策してもらって持ち帰ってもらい、
観察室で一緒に観察します。
4か月、私がやっていたようなことを楽しんでもらえるような時間を
体感してもらえるような作品になっています。
一歩、入口を入ったところから、観察船に乗っている感覚で、
のんびり船に乗って自然を観察しながら、楽しんでもらいたいです。
粟島での4か月の滞在は、潮の満ち引きとか、風の流れとか、星の話とか、
粟島の皆さんが日常的に話していて、そういう感覚とかが、
自分の中に残っていくのが、うれしいかったです。
そして、今回は夏期間の滞在でしたが、他の季節も見に来たいなと思っています。
松田唯さんの作品
誰かのための染物店
島民の方から作って欲しいものの注文をいただき、イメージを膨らませて
生地を染めて使っていただけるものを制作しています
20名くらいの方から依頼をいただいて、作品を作っています
それぞれの作品にあるエピソードなど、伺いました
『誰かのための染物店』は、島の人たちのために何かを作るために、
お願いしたいもののエピソードを代金代わりにいただいて、
作品を制作するという染物店です。
たとえば・・・『大穴のワンピース』
後ろには、大穴があいています
最近、競馬で『大穴』を当てたという女性の方からの依頼です。
競馬に着ていける服が欲しいという注文があったので、
『大穴』があたるように、『大穴のワンピース』になりました。
柄も、依頼主の方の家の前の貝殻などを使っています。
他にも、50年前に嫁入りする時にもらったという日傘。
薄いピンク色だったものが、年齢に合わなくなってきていた気がするということで、
依頼をいただいた方に、いろんなエピソードを伺いました。
この傘は、島に嫁いでから、なんども船で往復する時に使っていたという
エピソードから、夏の船の色の日差しをイメージして、
このような色に染め直して、作品となりました。
粟島に来るまでは、粟島に88カ所参りがあると聞いていたので、
四国のお遍路と合わせて、88か所参りなどに関われるような作品を考えていました。
でも、実際島に来てみると、島民の皆さんのお話が面白くて、
このエピソードを作品にしたいという風に変わってきて、
『誰かのための染物店』になりました。
4か月の滞在期間中に、島民の方とのワークショップも3回くらい開催しました。
3月の百々手まつりののぼりと幕を作るという注文依頼をいただきました。
島の神社のお祭りで使うものなので、私が一人で作るよりも、
毎年、自分たちが作ったこの幕を見るというのも楽しみにしてもらいたいなと、
島の方も一緒に、ワークショップで制作に関わってもらいました。
粟島の船員OBさんたちに教えてもらいながら、バックを作るワークショップもしました。
船の帆を再利用して、特殊な太い針を使って縫っていきます。
これは、船員さんが船の上でやっていた男性の仕事だったようです。
その縫い方やバックの作り方を教えてもらって、島民の皆さんで、
バックを制作しました。
そのバックを、岩田とも子さんの自然採集に行く時に使うバックにしました。
キャンバス布を夜空の色に染めて、自然物のモチーフをつけて
一つ一つ作りました。
展示している作品は島民の方たちと一緒に制作しました。
最終的には、エピソードも読んでもらえるように一緒に展示します。
作品を見てもらうと、人たちのことがわかって、次に島のこともわかって
イメージができるような作品になっています。
18日〜26日の期間中は、随時染めを体験してもらえるように、
『誰かのために染める』というタイトルで工房を開放しています。
誰のために染めるのかということからイメージを広げてお話を伺い、
私がお手伝いをして、作品を作って持って帰れるようにしています。
是非、見に、そして制作も体験に来てもらいたいです。
期間中は19日、22日、26日、3回のワークショップを予定しています
(19日は午後1時〜3時、22日、26日は午前10時〜午後4時)
毎年、粟島では夏に『ウミホタル』観賞会をやっているのですが、
その時に飾る「のぼり」などを作りたいという注文をもらっています
たくさん枚数があったらいいなと思って、ワークショップ形式で、
楽しみながら、作ってもらえたらと思います。
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