三豊市文書館 秋期企画展 三豊平野の攻防 〜大正11年陸軍特別大演習〜

さくらです

三豊市、また旧7町時代の公文書の中から、歴史的に重要なものを
大切に保存し、市民にも開示している三豊市文書館
現在、3万冊程度の資料が閲覧でき、まだまだ整理中のものもあるそうです。

過去に、旧7町時代の花と木を調べに行ったこともありますし、
定期的に三豊市の昔の写真や情報の展示も続けています。
　これまでの文書館のご紹介記事はこちら

三豊市文書館　秋期企画展　
三豊平野の攻防
〜大正11年陸軍特別大演習〜

会期：10月1日（水）〜11月27日（木）
会場：三豊市文書館　ロビー・展示閲覧室
開館時間：午前9時〜午後5時
入館料：無料

現在行われている企画展について、文書館専門員の宮田克成さんに伺います。


大正11年、三豊平野一帯で行われた陸軍大演習関連の資料を展示しています。
仁尾、詫間、三野、高瀬、豊中と、現在の三豊市一帯が関わりました。


1万人規模の師団の方を迎えますので、もし何かあった時にということで、
演習に関わるエリアの近くでは、宿泊ができる場所の確認などが
行われた資料が残っています。
また、統監は天皇が行うことになっておりましたが、
当時の大正天皇が病弱で来られなかったために、後の昭和天皇となる、
摂政宮を迎えるための準備に関する資料もたくさん残っています。
摂政宮を迎えるために、小学生が行った提灯行列の資料や、
詫間町の須田港で迎えて、詫間駅まで歩く際にもてなす資料などを展示しています。

地元の方への負担もあったかとは思いますが、
一面では、当時、また電話や電気が通っていなかった地区に、
通じるようになるなど、インフラの整備が進んだ記録も残っています。

当時の新聞も残っていますが、演習の様子を
センセーショナルに報道しています。



一太郎やあいのモデルとなった岡田梶太郎の母が摂政宮に特別拝謁する
写真も展示されています。

　一太郎やあいの取材記事はこちら


一部の写真は、直接ふれていただけるようにしてあります。



このような展示をしていると、おじいさんから話を聞いたとか、
兵隊さんを泊めた記憶があるという方が、たくさんいらっしゃいます。
ほんの90年くらい前の話ですので、懐かしい思い出や、
また知らなかった三豊の歴史にふれに、是非足を運んでみてください。

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期間中には、展示資料を読む勉強会なども同時開催されます。

秋期企画展関連行事
展示資料を読む
〜大正11年陸軍特別大演習関係資料〜
日時：11月18日（火）　夜7時〜夜8時30分
会場：豊中町農村環境改善センター　研修室１・２
定員：先着30名
参加費：無料
申し込みはお電話で　0875−63−1010


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三豊市のことで知りたいことがあったら、是非お気軽にご相談ください！

三豊市文書館
住所：三豊市山本町財田西375（山本庁舎の向かい）
電話：0875−63−1010

[ここに地図が表示されます]

Comments

ついこの間、行ってきましたよ♪
文書館の方も親切で、関係資料をたくさんもらってきました(^・^)

何年か前までは戦争に関した資料展示となると、軍国主義とかいって敬遠する向きもあり、なかなかこの種の資料展は開かれなかったんですが、このところ国の防衛の大切さを再認識する風潮も出てきたりするなかでの、企画だと思いました。とにかく、わが歩んできた道を直視することは大切ですよね＾＾

Posted by リタイアマン at 2014年11月14日 14:04

リタイアマンさま

コメント、ありがとうございます。
文書館の方の説明を聞きながら展示を見ると、一つ一つの意味が深く理解できますよね。
直接的に軍国化ということではないかもしれませんが、子供がいる身としてはそのような流れには敏感でいる必要があると感じています。過去の歴史を知ることや、それぞれの人の想いや生活があることにも想いをめぐらすと、答えは一つではないですしね。

また、この100年くらいで、ぐっと変わってしまった市内の景色にも、驚きました。長い歴史の中でも、こんなにぐっと景色が変わった100年は、今しかないのでは・・・、そういう視点で、胸が痛くなりました。

Posted by さくら at 2014年11月15日 11:41