2015年02月21日

仁尾町に残る『屋号アート』って何? Part1

さくらですかわいい

来週&再来週の2回の週末行われる

仁尾屋号アート
仁尾をまるごと楽しむ

2月28日(土) 3月1日(日)
3月7日(土)・8日(日)
午前10時〜午後4時

イベント場所:仁尾町の古いまちなみ

omote.jpg



仁尾まちなみ創造協議会 藤田一仁さんに
仁尾の歴史や『屋号』というものを、教えてもらいました!
IMG_7229.JPG


Q.仁尾町の歴史について、教えてください

A.古くは、京都の賀茂神社の荘園として、
その後、江戸時代には丸亀藩の商都として栄えた町です。
江戸時代には、丸亀藩から、酒、醤油、酢などの
醸造許可をもらい製造・販売をしたり、
土佐藩から土佐茶(碁石茶)の販売を任されたりしていました。

また、塩の製造販売も、仁尾を支える大きな産業でした。
今も残る塩田邸、現在の松賀屋は、
かつて塩業の発展に貢献した旧塩田忠左衛門のお屋敷です。

その後、時代が変わる中、現在のような静かなまちになりましたが、
そのおかげで、古いものや懐かしい街並みや空気が、今も残っています。


Q.仁尾に残る『屋号』とは何ですか?


A.江戸時代、原則としては身分制度により武士以外の者が
苗字を名乗ることが認められていなかったために、
家ごとに名称を付けたものだと言われています。

屋号はいろいろな由来があります。
@家の成り立ちや出身地、取引先に由来するもの
 例:伊予屋、土佐屋、阿波屋、児島屋など
  *ちなみに仁尾には香川を表す、讃岐屋はないそうです。

A家の成り立ちに由来
 例:塩田王塩田邸は本家『松賀屋』、その親戚の分家は『新家』

B家の立地している地理的特徴に由来

Cその家の成業に由来
 例:ガラスパールを作っていた家は『玉家』

D創業者の姓名、家長が代々襲名する名乗り

E家紋、社章などのシンボル

F神仏名、めでたいもの
 例:京都の賀茂神社ゆかりの家は『加茂屋』

このような屋号が、仁尾町ではまだ当たり前に使われています。
50代よりも上の方なら、大体、この名前でどこの家かわかります。


今回、現在詳しいお話を聞くことができた、28軒の家の屋号を取りあげて、
アートとして、見てもわかりやすく楽しい仕掛けを作って、
まちあるきを企画しています!

かわいい屋号の一部、こんなデザインができました!
10993084_905912519442316_7806673924892786841_n.jpg

1526086_905912516108983_7045538072890679302_n.jpg

かわいいでしょ!
このデザイン一つ一つに意味があって、
説明を聞いたら、「なるほど〜」って唸ってしまいますよ♪

このデザインが、三野町に残る伝統文化『張り子』にプリントされて、
それぞれの家の玄関に飾られますが、まちあるきでは、
それを一つ一つ説明を聞きながら、ゆっくりと散策を楽しみます。
楽しくもあり、貴重な機会でもありますので、お見逃しなく!!!
 ひらめきまちあるきの詳しいご案内はこちら

また、屋号がアートに変身していくお話、続きのブログでご紹介します!


posted by ほんまモンリポーター at 07:57| Comment(0) | 伝統文化 & お祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。