いよいよ来週4月29日(祝)、粟島で島四国88ヵ所巡りが開催されます!
江戸時代から明治にかけて北前船の寄港地として栄えた粟島では、文政10(1827)年に粟島の持船が88隻となった事から、舟主に1つの舟に1基の石仏の寄進を呼びかけて航海の安全を祈念し、四国88ヵ所と同じように島の中に88体の石仏を建立した事から、島四国88ヵ所巡りが始まりました。
島四国という呼び名ですが、実は島では『市』と呼ばれています。
今回はこの『市』ついて、島民の山北友好さんにお話を伺ってきました。
『市』が近づくと島内は騒がしくなり、たくさんのお遍路さんにお接待をするための準備が始まります。特に天候について、島民全員が「どうか、良い日和になってほしい」と心から願います。
これまでは、毎年旧暦の3月21日に近い週末に行っていましたが、巡拝される方たちの事を考え休日である4月29日を島四国巡拝の日と決めました。
巡拝道は徒歩でゆっくり歩くと4〜5時間かかります。
地図の順番通りでも構いませんし、自由に巡拝してもOKです!
巡礼時に見られる石仏には、腹巻きをしていたり帽子をかぶっているものもあります。こういうところからも島民の方の『市』への想いが感じられますね。
また、今のお接待と昔のお接待に違いがあります。
今は、お接待で頂いたものを持って帰るという方が多いですが、昔はお腹が減った時にお接待としてお餅や赤飯を食べたり、喉が渇いたときにお茶を飲んだりと、お菓子というよりはその時のお腹を満たすためのものだったそうです。
今回、『市』への想いや今と昔との違いを丁寧に詳しく教えてくれる山北さんの様子を見て、島民にとっての『市』の重要性を感じることができました。
当日29日には、島外の人だけでなく島内の人も巡礼をされています。
島民全員が、1人でも多くの人に『市』に参加してほしいと願っていますので、是非!粟島の島巡礼に伺ってみて下さい。その際、島民の方に直接『市』のついて聞いてみると更に面白い発見もあるかもしれませんね!
こちらに29日の粟島行きのフェリーついて書かれていますので、事前チェックがオススメです!!
→ 4月29日(祝)粟島 島四国88ヵ所巡り
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