いつも面白い研究や地元に根差したいろいろな活動に
力を貸してくれる三豊市内の『香川県立笠田高校』
笠田高校のこれまでのご紹介記事はこちらから
先日、この笠田高校デザイン科と宗吉かわらの里展示館・宗吉瓦窯会が、
飛鳥時代の衣装復元プロジェクトを開始するということで、
現場の様子を見せていただきました!
現場とは・・・笠田高校の被覆実習室!
どうして、このようなご縁が生まれたかと言うと・・・
三野町にある国指定史跡 『宗吉かわらの里展示館・宗吉瓦窯跡史跡公園』
時は飛鳥・奈良時代
藤原京という都を造成するために必要となったたくさんの瓦の一部を、
この三野町の宗吉で製造し、船を使った輸送で送っていたという史跡が
発掘されています。
3つの日本一などの詳しい話はこちらから
この飛鳥・奈良時代にゆかりの深い『宗吉かわらの里展示館』で、
さらに、この時代のことを知り、体験してもらいたいという想いから企画をし、
古代衣装の情報を集め、地元の協力の元、プロジェクトが始まりました!
この日は、宗吉かわらの里展示館をサポートしている
地元のボランティアグループ『宗吉瓦窯会』の方から、
衣装制作に必要な生地の進呈が行われました。
復元した衣装を制作してくれるのは、「笠田高校デザイン科」の5名
和装の勉強をしているということで、甚平やゆかたを制作した経験があります。
古代の衣装と言っても、生地の素材や多少の時代の流行りなどで違うところはありますが、
基本は、和装の流れを汲んでいるようです。
デザインには、実際、飛鳥・奈良時代の舞台でもある奈良県で
万葉衣装の研究をされている山口千代子先生に監修もいただきました。
残された資料や絵を元に、衣装のイメージを膨らませていきます。
デザインはもちろんのこと、生地も当時とは同じものはありません。
当時の質感を出せる生地の素材などにも、たくさんのアドバイスをいただき、
今回、進呈した生地が選ばれました。
そのアドバイスをもとに、担当の先生がミニサイズの衣装を再現したのがこちら
左:当時の瓦職人など工人たちが着ていた衣装
中央:当時の男性の衣装
右:当時の女性の衣装
さてさて、どんな衣装が完成するのか、楽しみです♪
早速、制作作業、開始!!!
夏休みや自身の課題を抱えながら、衣装制作にもとりくんでくれるということで・・・
完成予定は、今年の秋頃
文化祭の時期に合わせて、何かの形で発表ができたらと、
作業を進めていきます。
そして、衣装が完成した後は、宗吉かわらの里展示館で、
展示や、古代衣装体験など、いろいろな形で、
古代のことを知る機会が、さらに増えてきそうな予感です♪
秋の完成が楽しみです♪
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コメント、ありがとうございます。
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