瀬戸内国際芸術祭2013秋会期から、
この11月で丸2年が経った粟島の『漂流郵便局』
芸術祭終了後にも、「いつかの、どこかの、だれか宛」の手紙が
届き続けたことから継続が決まり、現在も月2回の開局日には、
全国からたくさんの方が訪れているアーティスト作品の一つです。
そんな『漂流郵便局』・・・
なんと、【英国支店】が開局する!と、のことで、
作品の制作者である現代美術家の久保田沙耶さんに伺いました♪
『漂流郵便局』は、2013年、漂流郵便局を作っていた時、
そして、芸術祭期間に開局していた時、
これからのことなどどうなるかわからなかった作品であり、
それは作品の恒久設置を決めてからも変わり続けています。
芸術祭期間には、400通届いたはがき&手紙も、
そろそろ10,000通を超えそうな勢いで、
届いた手紙を漂流させておく私書箱も、重くて、
支えきれなくなっているほどです。
(はがきを入れる缶の中もいっぱいです)
(手紙サイズのものは、読みやすいように分けてくれています)
特に手紙の数が増えたと感じたのは、今年2月に本を出版してからです。
今年の2月には3,000通くらいだったものが、
出版後の半年で6,000通増えたことになりいます。
出版に関する取材はこちら
今年の3月からイギリスのロンドンに留学してました。
現地の学芸員の方で、粟島の『漂流郵便局』を知っている方がいて、
声をかけてもらい、来年、ロンドンで漂流郵便局を開くことになりました。
英国で受け付ける手紙は、
「いつかの、どこかの、だれか宛」に、「どんな言語でも」という言葉が
追加されます。
イギリスは、移民も多く、たくさんの国の方が暮らしあっている背景があり、
そのような現地の事情を盛り込んでの開催となります。
そして、開催期間に届いた手紙は、
ロンドン支局を経由して、最終的には粟島に手紙が届ける予定です。
来年中のどこかでは、このイギリスに届いた手紙が、
粟島で読めるように、準備をしていきたいです。
郵便制度発祥の地、イギリスで、来年1カ月開局です。
『英国漂流郵便局』
2016年1月19日(火)〜2月22日(月)
Place:Daiwa Foundation in UK
場所についての詳しいご紹介はこちら
(このステンドグラスは、英国漂流郵便局の局長になるブライアンさんから
粟島の中田局長に送られたものです)
漂流郵便局の詳しい情報はこちらから
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