2016年03月30日

香川の浜辺をはだしで遊ぼう!父母ヶ浜クリーンアップ大作戦@

瀬戸内国際芸術祭がはじまり、
開催地周辺の海辺では、連日多くの人を見かけるようになりました。


しかしそのいっぽうで、あまり人を見かけない海辺では
あるものを多くみかけませんか?


そう、それはごみです



海で見かけるごみは確認される場所によって
「海岸ごみ」「漂流ごみ」「海底ごみ」と呼び方が変わるんですが、
これらをまとめて「海ごみ」と呼びます


近年、深刻化している海ごみ問題

そんな海ごみのことを楽しく学びながら、春の海で遊ぼう!
というイベントが、三豊市仁尾町の父母ケ浜で開催されました。

それがこの
香川の浜辺をはだしで遊ぼう!
父母ヶ浜クリーンアップ大作戦!!』


さて、どんなイベントだったのでしょうかぁ⁉︎
“ふじやま”がお伝えします


3月27日(日) 13:00   父母ヶ浜海水浴場
〜ビーチクリーンアップ〜
AC3B1E05-D153-48B0-87F8-F0880F73B9DD.jpg
瀬戸内DAYOUT実行委員会主催
FreeCloud、ちちぶの会、裸足ランニングクラブ香川の協力で
開催されたこちらのイベント

定刻になり多くの人が集まってきました

B33F904F-7DE2-420F-92B7-E9355EC782C2.jpg
ビーチクリーンアップの講師は、海ごみ研究の第一人者
藤枝 繁さん(漂着物学会事務局長) 

この日のビーチクリーンアップは、ただの清掃活動ではなく、
どこに、どんなごみが、どれくらいあるのかを調べるためのもの。
拾い集めたごみの個数を、細かく分類された
データカードに記入することで、
最終的には世界的な海ごみのデータとなって、
問題解決のために役立てられるとの説明がありました。

739D5CD2-7D83-427B-BD08-8D72D4CA19EA.jpg
事前の説明を終え、三人一組でチームをつくり
いよいよクリーンアップ大作戦開始!

9E9C6860-FEE8-4906-8D6E-C6DD6774F14F.jpg
大きなごみから小さなごみまで

B58113D7-B62F-4461-8A96-644D48AF55DB.jpg
大人たちも子供たちも

720456B1-6C77-4AF8-BAB0-1A31137A3EB5.jpg
砂浜に落ちているごみを

C8B11367-DB35-413F-9C87-E363CDC2C953.jpg
次々と拾っていきます

AE82BB32-B886-4C86-A81B-7ACDCD749FB3.jpg
ビーチにまさかのこんなものが落ちていました!
これなんだかわかりますかぁ⁉︎
医療用の注射器ですよ!刺さったらたいへん!

7D4F1915-305E-4EC6-8664-D8944CBF9052.jpg
いたるところに落ちていたこちらのパイプ…
これは牡蠣の養殖で使われるもので
海ごみでは養殖カキパイプと呼ばれています
牡蠣養殖のさかんな瀬戸内海の特徴的なごみの一つです

549B032A-74EF-4E43-9F6B-2016DC8EF8E0.jpg
各チームごみ拾いを終え、
次はごみの分別とデータカードへの記入をおこないます

5E780E62-5D13-4E05-961F-5A120BECD019.jpg
こちらがそのデータカード
細かな項目がいっぱい記載されてあります

78666380-CC39-404D-80C2-3E920EA8EBE8.jpg
みなさん一斉に拾ったごみを取り出し

387A2507-7D54-44DC-AD4C-7D5A54EACE70.jpg
データカードに沿ってごみを分別していきます
プラスチックごみが多いのが目立ちますね

B4E5E67C-0163-4480-B8FD-971824CA1CC4.jpg
項目別にそれぞれごみの個数を数え

DF2FD63D-2AF4-46C1-B60C-CA30F7806328.jpg
カードに記入していきます
よく見てみると、そのほとんどが
生活ごみということがわかります


959E1CDB-B627-47CB-9BE3-C7D218858756.jpg
全体の集計結果がでるまで
講師の藤枝さんから
海ごみが及ぼす環境への影響や被害のお話し

767B534F-4688-4220-8ABA-2B3FD3394347.jpg
そして、海岸に流れ着いた漂着ごみのなかでも
特に珍しかったもの(お宝⁉︎)を見せていただきました

藤枝さんが手にしているもの…あれはなんと入れ歯です

子供たちも興味津々で聞き入っている様子で
ユーモアたっぷりの学びの時間となりました

0FF5D5F6-7FD9-4800-951E-1F5B0740D782.jpg
浜辺を綺麗にして達成感もひとしお
最後にみんなで記念撮影



この日に調査したごみで一番多かったのが
硬質プラスチックの破片。次いで、発泡スチロール破片や
プラスチックシートや袋の破片でした

瀬戸内海の海ごみは、外海から流れ着いたものは7%しかなく
ほとんどが瀬戸内海で発生したものです
海に直接捨てられるごみもありますが
山や里(まち)から川を通じて海へ流れ出ていくものが多いようです

CADDBDDD-8191-427B-A614-4A19EC93FE43.jpg
こういった活動を通じ、海に関心をもち、海ごみのことを知る
ということは本当に大切なことだと考えさせられました

世界的にも深刻化している海ごみ問題
ごみをなくすため、出さないため
まずは私たちにできることから
なにか はじめてみませんか?






posted by ほんまモンリポーター at 20:09| Comment(0) | 里海づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。