こんにちは、アヤミです。
前回お届けした、出雲大社讃岐分院の節分祭についてはこちら
今回は讃岐分院の歴史などをお届けします。
出雲大社讃岐分院の分院長である西村忠臣さんにお話を伺いました。
香川県の出雲大社分院は高松市と三豊市にあります。
江戸時代の中ごろから出雲大社で務めていた職員、西村氏(宮司のご先祖様)が讃岐に布教に来ていました。
先祖は讃岐の国京極の領地を預かりました。
代々、毎年出雲から歩いて来て、地域の人と接触しながらまた出雲に帰るということをしていたそうです。
江戸時代の終わりごろ出雲大社から御霊を移し小さな社を建てました。
明治の始めになって、地域の方にこの土地を提供してもらい、ここ豊中町に社殿を建てました。
出雲大社にいかずとも、こちらにお参りすればご利益があるということです。
日本に神社は8万社ほどありますが、
出雲・伊勢は別格とされ、全国の方が行きやすいように全国各所に御霊を移したとされています。
出雲の神様は縁結びといわれています。
男女の縁というようなイメージではありますが、
大国主命は大地の神様なんです。
伊勢が天津神 天皇家の先祖を祭る政治の神様
出雲は国津神 土地の神とされています。
10月には全国の神様が出雲にあつまりますね。
各地では10月の事を神無月といいますが
出雲では神在月(カミアリヅキ)といいます。
そういうような伝統があります。
縁結びというのは、
土地に住む、土地にあるものと、人との縁を結んでいくというのが出発なんです。
人と、地域、土地との縁を結んでいくという、
良い土地になって、いい人が住めるようにということが出雲の神様の役目だったんですね。
そういう流れの中から、いつの頃からか縁結びの神様と呼ばれるようになりました。
男女の縁はもちろん、土地と人とすべてを結びつける
そういうところから幸せの神様と呼ばれ
福の神の大黒様になりました。
大国主命が大黒様になったんですね。
大国主命のお子さんは事代主神なんですよ。そちらが恵比寿様なんです。
室町時代の頃に庶民信仰が広がっていく中で
七福神が広まっていきました。
全国にたくさんの神様はいますが、
今でいえば八十八か所のような、そういった風潮と似ているように思います。
しめ縄も反対になっているんです。
普通の神社のしめ縄の向きは藁の根元が右なんです
西のほうへ左に行くようにできていますが、
出雲大社のしめ縄の張り方は
【一文字張り】といって、
左側に根元をおいて、横へ真っすぐ引いて右の方に稲の穂か来るようになっています。
明治の初めまでは、神社のお参りの仕方も地域によって様々でした。
明治政府が二礼二拍手一礼に統一したんです。
ただ、伝統のある神社はそれに従わなくてもいいということで、
出雲大社では昔から二礼四拍手一礼のままです。
四つ手を合わせることから幸せ、
幸せとの縁を結ぶことから四拍手なのではないかといわれています。
出雲大社の方では大きなお祭りの場合は、
柏手を八回打つこともあるんですよ。
と、いろいろ教えていただきました。
知らないことばかりでしたが、いろんな理由があるんですね。
2月2日(木)・3日(金)の二日間
こちらの出雲大社讃岐分院では節分祭を行います。
時間は朝8:00〜夜7:00頃まで
(1日に17〜18回程同じ神事を繰り返します。)
詳しくは昨日のブログをチェックしてくださいね。
記事はこちら
出雲大社讃岐分院
住所 三豊市豊中町比地大3142
TEL 0875-62-2008
駐車場 あり
表に数台
裏側に100台程度
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