こんにちは!ショウタロウです。
三豊にはホタルの生息地がいくつかありますが、その中の宝山湖の財田里山ビオトープと帰来川の様子を見てきました。
1.宝山湖・財田里山ビオトープ
宝山湖は山本町と財田町にまたがる香川用水の調整池です。
夕暮れの宝山湖
宝山湖について詳しくはこちら
ホタルが見られるのは宝山湖の奥(上流)財田町の区域にある財田里山ビオトープです。
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財田里山ビオトープについて詳しくはこちら
ビオトープの中のこの水路沿いでホタルが見られます。
ビオトープのある場所は以前からたくさんのホタルが生息していたこともあって、「生き物たちが生活できる空間・場所(ビオトープ)」として整備され、水質保全・環境保全が図られているそうです。
私が行った日は涼しい風が吹くさわやかな夜でした。人間にとっては気持ちよかったのですが、ホタルにとってはちょっと条件がよくありません(ホタル観察の良い条件については、最後に書きました)。
それでも水路全体では50〜60匹のホタルが飛び交っていましたよ(最後に短いものですがホタルの動画もアップしました)。
2.帰来川
帰来川は讃岐財田駅から数百メートルのところを流れている川です。
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川の中のうっそうとした草むらが印象的ですね。この川沿い数百メートルの区間でホタルが見られます。
財田里山ビオトープと同じ日に見に行ったのですが、時間が遅くなったこともあったためか、数はやや少なかったです。それでも全体で30〜40匹程度は見られました。
今回見られたホタルはどちらもゲンジボタルでした(ゆ〜っくり光るタイプでちょっと明るめ)。
三豊市のホタル情報によると場所によってはヘイケボタルも見られるようです(車のウインカーのような速さで光り、明るさは弱め)。
一般的には時期的には先にゲンジボタルが出現し、ゲンジボタルが終わる頃からヘイケボタルが見られるようになります。
ヘイケボタルの情報がありましたら、後日改めてお伝えしますね。
✨ホタル観察の好条件とは!
1.暑くてジメジメしている(ホタルは世界の中で熱帯を中心に多く分布しています)
2.月明かりがない(新月や曇りの日など)
3.風がない(ホタルは飛ぶ力はあまり強くありません)
4.日没後〜約1時間が一番活発(これより遅くなると数が減ります)
なお、ホタルが光るのはオスとメスがお互いに出会うためなのです。ですから、懐中電灯やカメラのフラッシュなど人工的な光で照らすことは彼らの恋路を邪魔することになるので、どうかお気をつけください。
以前、ホタルに関する本で読んだのですが、ある地域にホタルがたくさんいるからということで毎年イベントを行って、ホタルを見やすくするために生息地に明かりをつけたり、イベントの提灯を掲げたり、屋台を出すなどしていたところ、3年ほどでホタルがほぼいなくなったということでした。
もちろん、そうは言いましても暗闇を歩くのは危ないですから、観察場所に行くまでなどいくらかの明かりは必要ですが、観察場所についたら人工的な光は使わないようにお願いいたします。
‼ ホタルを見る時のお願い‼
・光をあてない(懐中電灯・カメラのフラッシュ・車のヘッドライトなど)
・ホタルを捕まえて持ち帰らない
・生息エリアに立ち入らない、汚さない(写真撮影での立ち入り、ゴミのポイ捨てなど)
・地元住民の方への配慮を(大声で騒がない、迷惑駐車をしない、など)
ホタルたちがこれからもずっと光り続けられるよう、ご協力をお願いいたします!
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
最後までお読みいただきありがとうございました!
ショウタロウ
・過去のホタルの記事
2014年06月07日 「今年のホタルは・・・!?」
2014年06月11日 「今年のホタルは・・・!?〜再び〜」
その上水質もきれいであることが条件となると、三豊市ても、今や取材地のように、財田町や高瀬町の二の宮といった、ごく一部の山里の地ということになってしまったのでしょうか(;O;)‥‥
コメントいただきありがとうございます!
本当に土水路というのは珍しくなりましたね。
維持管理や利便性という点では、やはり三面コンクリートに分があると思うのですが、土水路はそれらの点では劣るものの様々な生き物の生息地としては望ましかったり…ということなので、それぞれの水路で「何を重視するか」によるのでしょうね。
いずれにしましても、どちらのスポットもホタルを見に来ている方が数十人いらっしゃいましたから、やっぱりホタルは人気者です。まずは今あるこの環境を大切にしていきたいですね。