3年ごとに瀬戸内国際芸術祭の舞台となっている粟島。
その粟島では、毎年夏の時期に、島に滞在してアート作品を制作する、
アーティスト・イン・レジデンスとして、滞在アーティストを受け入れています。
〇過去の受け入れアーティストのご紹介はこちら
ということで、今年の粟島には、
アーティスト・イン・レジデンスの滞在作家として、
2名の男性アーティストが滞在しています♪
(左)菊池良太さん (右)森山泰地さん
菊地良太さん
千葉出身のアーティスト
東京芸術大学で日比野克彦さんの研究室に所属していたご縁で、
今回粟島へ来ることになりました。
これまで、フリークライミングの経験などを通して、
身の回りにある風景の中や、普通はつかわないもの、
いろんな活動の中に美術・アートがあるという視点で、
アクティブなアート制作に取り組んできました。
〇菊地さんのアートが見られるページはこちら
今回は、廃校が舞台になるということで、
作品の1つに「黒板の教室」というのを作っていきます。
また、今、島にないものをアクティブに作っていくということで、
’盆おどり’ではなく、「盆ダンス」をやってみたり、
粟島の風景を切り取ったアロハシャツを作ってみたりなど、
いろいろと考えて、動き始めているところです。
森山泰地さん
東京出身のアーティスト
菊池さんと大学の動機だったご縁で、
今回粟島にことになりました。
物心ついた時から、アーティストである父親のアトリエを見て、
「美術をやろう!」と思っていました。
粟島はのんびりしていて好きな感じです。
作品としては、見えること、見られること、
例えば、テレビのニュースで見える部分だけではなくて、
その向こう側にあるようなことをリアルにみられるような形を、
作品の一つにしていこうかと考えています。
この島と縁のある「浦島太郎」の伝説にも興味があって、
海や自然物を使った、表現の1つも考えています。
粟島の裏側になる西浜に、龍神様があらわれるかも・・・
そんな作品が、1つ、生まれていくことをイメージしています。
粟島のアーティスト・イン・レジデンス。
お二人の最終の発表の機会は、
8月下旬に行われる滞在作家展
粟島芸術家村滞在作家展
日時:2017年8月19日(土)〜27日(日)
会場:粟島芸術家村(旧粟島中学校)、その他粟島
あと1か月の間に、どんな作品が生まれてくるのか、楽しみです♬
そして、今週末、7月15日(土)には、
この夏の時期にしか見られない、「海ほたる鑑賞会」が開催されます。
日時:7月15日(土) 夜8時〜9時
場所:粟島 西浜海岸
〇詳しい情報はこちら