2017年07月20日

ウミホタルを見に粟島へ♪

こんにちは。ひとみです🍀

みなさんウミホタルって知ってますか?

海にいる蛍??名前を聞いただけでなんだか素敵そうです。

ウミホタルのいる粟島で、
年に1度だけのウミホタルの観賞会があるということで
子供たちと行ってきました♪


粟島へは詫間町の須田港から。
この日も暑い日でしたが、ウミホタルが見られるのは
暗くなった20:00からということで
私たちは18:00頃に須田港へ行きました。
港はすでにすごい行列!!

切符を買って船を待ちます。
ちょうど暑さもやわらいで来る時間。
海風が気持ちいいです。

船は定期便だけでなく、2艘の船が順次往復してくれています。
待ち時間は30分弱くらいだったでしょうか?

「すごい人ですねぇ。いつもこんなに多いんですかねぇ」
「いや、私たちもはじめてなんよ〜」

前に並ぶ人と話したり。同じ目的に向かう人たち。
なんとなく距離も近くて待ち時間楽しめました。

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夕陽を眺めながら島へ。



島に着くと迎えてくれたのが、

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ウミホタル!?笑

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ブイブイアートがたくさんの粟島。
いたるところにブイで作ったいろんなキャラクターが迎えてくれます。
これが子供たちには大受け

粟島のこのゆるくて可愛い感じ。大好きです



粟島のマップの前では島の人が案内をしてくれています。

「ウミホタルがおるんはこの浜や。
今はコンサートもやんじょるで。あんたら漂流郵便局はいくんな?」
「行きたいです!」
「ほんなら・・・」

一人一人に丁寧に道を教えてくれるおじさん。

私たちは漂流郵便局経由でウミホタルの浜へ行くことにしました。



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夕暮れ時の漂流郵便局。とっても良い感じです。

来るたびに増えているたくさんのお手紙。漂流してきた思い。

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私は漂流郵便局にくるといつもランダムに何枚かお手紙をとって読みます。

もう会えない父へのお手紙だったり、
子供への伝えられない思いだったり、
ペットへの手紙だったり。

それは私の知らない誰かへの手紙なのですが、
その何万通もある手紙の中から私に届いたことには何か意味があるような気がして。
そのお手紙に書かれている言葉や、字からそのお手紙を書いた人を思い浮かべます。

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中田局長に聞くと、今でもたくさんのお手紙が届いているそうです。
その多くは、自分の中で消化しきれない思いを綴ったものだそうです。
そんな思いが流れて、ここへ集まってきて。
それを受け取る中田局長の優しい笑顔。

自分の出したお手紙に会いにここを訪れる方もたくさんいるそうです。
これだけたくさんになると、なかなか探し出せないんですけど。と局長さん。

だけど、仮に見つからなくっても、
自分の思いが眠っている場所がこんなに優しい場所だって分かったら、
そして探しているうちにも、たくさんの人の思いに触れられていくことも、
その誰かにとっては救いになるのではないかと思いました。

さて、話がそれました。

ウミホタルです。


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浜辺に着くともう黄昏時。
たくさんの人たちが身を寄せ合ってウミホタルを待っています。

どんどんどんどん、彩は無くなっていって、夜に染まった海に、
ウミホタルの登場をドキドキしながら待っていると・・・・

「お待たせしました〜!!
ウミホタルさんのお化粧がやっとできたようです〜!!」




ワイングラスを持ったおばちゃんの高らかな声。

「ちょっとかき混ぜてみてん?」

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ワイングラスの中に手を入れると....ボワンと青く光ります



回されてきたグラスに手を入れると、
ころころすた小さな硬いものが手にあたります。
硬いタピオカドリンクに手を突っ込んでいる感じです笑


ウミホタルは蛍といっても虫ではなく、エビやカニの仲間だそう。
波の上に浮いてはすぐ沈んでしまうので、年に1度、
みんなに見てもらうために前の日から地元の人たちが捕まえてくれているのだそうです。

「さぁまくでー!!!」





もうそこからはお祭りです

砂浜の上のあちこちにウミホタルがばらまかれて、あちこちで歓声が!!

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「わぁー!!きれい!!」

砂の上に天の川ができたみたい

子供たちも大興奮!!!

「触って見てん?」

「わ!!!手が光った!!!

普段も砂の上で生活しているものだから、踏んでも大丈夫。
潮が満ちてくれば海へ還っていくそうです。


いや、子供たち、海へ投げてます笑

強制帰還

波に触れると、また強くボワンと光って、波の闇に消えていきます。
儚い光は本当に蛍を思わせます。

「まだまだいくで〜〜!!!」

「わぁ〜〜かかったー!!!ウミホタルにんげんや〜!!!」


ほんまや...ナチュラルエレクトリカルパレードみたいになってる


そうこうしているうちに潮が満ちてきて、砂浜のウミホタルたちは海へ還っていきました。

一瞬の夢のような景色と時間。
この幻想的な光は、ぜひ実際にみて、感じていただきたいです





帰りの船を待つ間は、港で地元の方が生演奏してくれていました。

疲れた体に心地よく響きます。


そして、帰りの船のチケットは貝殻。これも地元の方達が拾ってくれたのでしょうか?

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そんな島のあったかさがなにより嬉しかったです。
夏の始まりにとっても素敵な思い出ができました。



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この子はウミホタルじゃなかったね笑











posted by ほんまモンリポーター at 17:34| Comment(0) | イベントレポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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